市議会の初日の録画が公開

常総市議会の11月定例会の初日(11月26日)の録画が公開されていました。
常総市議会インターネット議会中継−会議名でさがす

http://www.joso-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=gikai_list

この日は、今回の議会で最も重要と思われる副市長の選任についての、提案、討論、採決がありました。
閲覧しながら、メモしたものを残しておきます。あくまでも自分用の記録です。
発言の書き起こしでは有りません。要約とか主旨とかでもありません。私が気になった発言を私の言葉で残しただけです。
発言の内容は、録画か2月頃に公開される議事録でご確認ください。

2014年11月26日 10時 開会
4分35秒 高杉市長から、あいさつ類(新庁舎の完成、ネット中継など)
6分00秒 議長 副市長の選任の同意を求める提案 議案第61号
高杉市長 提案するので同意を求めたい。(特に理由の説明などはなし

(この後、32分40秒ごろまで各議案の提案理由の説明)
休憩(50分ほどだったらしい。録画ではカットされていて不明)

32分50秒ごろ
再開
議長 議案第61号。 質疑、無し。 委員会付託、異議なし、省略。 討論に入る

34分00秒ころより、 討論


風野芳之
反対の立場で討論
市長に方向性がない。前の副市長(県の職員)は、いわば更迭状態で、県に戻った。
市長は市民への説明があまりにも少ない。
来年の4月に市議の任期がくる。新しい議会が出来る。その時まで待てないのか?
副市長に就く本人に、説明の場を提供する役目が市長にはある。副市長の働きやすい場所を作る役目が市長にはある。それは議会の解散(成立?)のときがふさわしい。
市長の公約と違っている。我々は市民に説明はできない。
候補者の人か悪いということではない。時期が悪い。

42分30秒
坂巻文夫
賛成の立場で討論
市長は選挙当時、副市長は石下から選ぶと公約した。一度は石下から提案した。その結果が現在です。
私は副市長の存在する意義を強く感じている。
課題は山積みしている。
今回の人事案件は、広い視野に経ったものと考えた。
一歩も二歩も大きくなった市長の判断。
目先の問題に悩むこと無く、常総市を立派に育てていくためには、一つ一つ、こなしていくべき。
副市長には、今までの経験を活かして、県、国とのパイプを活かして欲しい。

47分00秒
水野昇
反対の立場で討論
全員協議会の中でも聞かせてもらいました。副市長は大事だと考えている。
しかし、今回の提案については、我々の議会は、今、批判を受けている状態である。
来年の議会の改選のときまで待ってもらえないかと、伝えたが分かってもらえない。
市長(?)選挙のときには、怪文書まで出た。そのような状況を考えれば、来年まで待って欲しい。
(人選が)いいとか、わるいとかは、私は言いません。
いろいろの過去の経緯を振り返ってみても、創政会(会派)では、反対とすることと致します。

水野議員は、今の常総市議会は、副市長の同意ができないほど問題を抱えているという認識のようです。
それであれば、先の議会での自主解散の提案の際に、創政会として賛成しても良さそうなのに反対でした。
そもそも、議会に問題があるのは議会の責任であって、市長(執行部)とは無関係です。
なんで、それが副市長の同意を拒む理由になるのだろう。

53分00秒
金子輝久
賛成の立場で討論
市長は当選後、副市長を更迭するというニュアンスの発言(報道機関)があった。
前の副市長の選定では、後援会に反対されたから諦めたという、市長としてあるまじき発言があった。
副市長の選任には、市民にも納得行かないような経緯があった。
全員協議会でも、市長から発言が有った。インターチェンジの開発について働いてもらいたいと市長が言われていたが、副市長ではなく特命として働いてもらったほうが、良いと考えている。
しかしながら、市の問題の解決のために県とのつながりについては、(副市長の選任に)賛同する。
市長には、これまでの経過について猛省をしていただくという一言をもって、私は賛成とさせていただく。

長々と市長の問題点を指摘し続けて、最後の数秒で、どんでん返し。
賛成の理由が市の問題解決のためだというのであれば、それだけを言えば十分だろうに。
あと、人前でしゃべるときは、じっとしていてほしい。直立不動とは言わないけれど。

56分00秒
遠藤章江
反対の立場で討論
副市長として提案された人物への反対ではなく、市長の政治姿勢・政治手法に対する反対。
現在の市長の行動は納得できるものではない。
前回の市長選挙で高杉氏を明確に支持したのは議員では私一人。
市長は、合併の統合をするために、石下地区から副市長を選ぶという公約が有った。
それで、投票した市民も多かったのではないか。選挙公約を守るべきである。それが第一。
この議場で同意したとしても、市民の意思ではなく、議員の意思である。(前市長の)長谷川氏を支持した議員の意思であって、高杉氏を支持した市民の意思ではない。


タイミングの話をしたい。選挙後の来年の議会でということではない。
4月に県から出向した時点で、副市長に任命すべきであった。
全員協議会で最初から副市長にするために受け入れたのかどうか市長に質問した。その内容を申し上げると市長の権威を貶めするので控える。今回の選任が市長の真意であるのか、はなはだ疑問である。


選任に先立ち、議員の間では、いろいろな話があった。
ある議員は、県知事から塩畑氏を副市長にしてくれと頼まれたと、他の議員に言いまわっていた。それを他の議員が確かめた所、そのような発言は無かったことがわかった。


高杉氏は自分の意思を貫くべきである。
今回、噂になったように議員が主導で市長が選任するというのは、車の両輪ではなく、議会と市長が前後になっている。


私は、石下の市民を裏切ることは出来ない。最後まで、市長が公約を実行することを期待している。今、公約は、何一つ実行されていない。
市長は、議員に選ばれたのではない。市民に選ばれた。いつになったら、本当のご自分の意思で、市政を運営していくのでしょうか。市長に当選した時の、ご自分の意思を思い出して欲しい。
私は選挙で支持した唯一の議員として、最後まで高杉市長に進言・諫言していく。

一つ一つの発言が重いので、長くなってしまいました。
勝手に気楽なコメントできるような内容では無いので、是非、録画で見てみてください。
議員ご自身のブログはこちら。副市長の選任に反対したわけ(1) - 常総ルネサンスへの道


1時間4分
議長。採決します。
賛成多数により、提案通り、同意します。


動画からのキャプチャなので、読めませんね。各議員の賛否はこちらです。


決定した副市長が挨拶をする時間を作って上げても良さそうですが、無かったようです。(本人が、ちょうど昼休み中だったのかな? そんなことはないでしょ。出張中とかか?)



市民が選んだ市長が副市長を選任するのに、何故、議会の同意を必要としているのか分からないんですよね。
同意を必要とすることで、任命の時に副市長の名前や経歴や人となりを議会や市民に周知するためとか、犯罪者や自分の配偶者を副市長にするなどの酷い人事を防ぐためで、過去の経緯とか、公約との整合というような理由では無いと思うんですけどねぇ。



おまけ
12月1日の一般討論の際に、中島亨一議員は、「副市長の選任に賛成したのは、市長だけでは業務をこなせないから、市長がどうしようもないから、しょうがないから、賛成した」というような発言をしたそうです。
それなら2年前に副市長の選任に反対した多くの議員は、どんな理由だったんですか?
副市長がいなくても市政を運営できると判断していたわけでしょう。
同僚議員でもあった高杉氏の能力を見抜けなかった議員たちの目は、節穴。



当ブログで副市長の選任を書いた過去の記事。
2012-10-03 第3回、第4回 議会の議員ごとの表決結果

2012-10-04 9月の定例市議会

2014-03-19 常総市議会が閉会  問責決議/議会の通年化



追記

【茨城新聞】都市計画税見直し 常総市長「来年度に結論」

常総市の高杉徹市長は1日、都市計画税の課税方法などについて見直す考えを明らかにした。水海道市石下町が合併した2006年以降、市街化区域のある水海道地区のみ徴収している。見直しは合併後初めてで、市は複数案を検討した上で16年度の変更を目…