常総市の人口推移

追記 2016年9月17日
日本人と外国人では全く別の増減があったようです。手抜きをしないで別々のグラフを書けばよかったな。

東京新聞:常総はいま 鬼怒川決壊1年(上) 「みなし仮設」適用残り1年:茨城(TOKYO Web)
市によると、人口は八月末現在、一年前より八百三十四人減った。うち日本人は千六十八人減少した。

 外国人は、逆に二百三十四人増えた。支援団体によると、自宅アパートの浸水で市外へ転出した人も多いが、人材派遣会社から次々と別の外国人が派遣されてくるという。

追記ここまで。



このブログでは時々、常総市の人口推移を記事にしていたのを思い出し、久々に取り上げてみました。
ただ、月ごとに入力するのは大変なので年単位です。また常総市の場合は外国人登録者の比率も多い(7%弱)ので、別にグラフを書けば、興味深い結果が得られるかと思いましたが、手間をかけられず断念しました。



出典 分野別≪人口≫/茨城県
平成28年は人口減少が収まったように見えてしまいますが、期日が6月1日のためです。他の年の3分の2の期間となっていますのでご注意ください。単純に3/2を掛けて推計した平成28年10月1日の減少人数は958人になります。私が思っていたほどには加速度的な減少にはならずにすんだようです。なお人口の増減には住民票の整理にともなう増減もあるそうなので、必ずしも実数を反映しているとは限りません。合併時(平成17年前後)の急激な減少は、そのためだったような記憶があります)


やはり去年の水害での人口減少が激しいですね。
統計日は10月1日ですから、水害の約三週間後には多数の人が住民票を移したということになります。
市長の対応が悪かったとしても、そんなに早く市民が見切りをつけたとは思えないので、単純に避難したために住民票を移した人が多かったということでしょう。(他に、常総市に転入してくるのを断念したり、住民登録できなかった人も少なくなかったのかと)


人口減少自体は、日本全体のことなので致し方ありませんし、常総市などの予測でも人口が減ると予測されていました。
今回の選挙では人口増加とか無茶なことを言っている候補者が居るようです。でも、川で溺れた時には、流れに乗りつつ、ちょっとずつ横方向に向かって岸に向かうべきで、川上に向かって泳いだら力尽きて死ぬだけですよ。

国勢調査で初の人口減少 2010年から94万人減:朝日新聞デジタル
2015年国勢調査の速報値で、日本の総人口は1億2711万人だった。前回10年の調査より94万7千人(0・7%)減り、1920年の調査開始以来、初めて減った。

日本の人口 7年連続減少 減少幅は最大に | NHKニュース
総務省がことし1月1日現在の住民基本台帳を基にまとめた国内の日本人の人口は1億2589万人余りで、7年連続で減少し、減少幅は27万人余りと調査開始以降最も大きくなっています。

人口の増減には、死亡、出生、転入、転出などがあるわけですが、常総市のウェブサイトにある平成25年までのデータでは以下のようになっています。
ばらつきもあり、とても市長の手腕でどうのこうのといえる数字ではなさそうに思えます。

出典 平成26年度版統計書/常総市ホームページ




まぁ、ここまで書けば、なんで私がいきなり人口の話をしているのか、当ブログに来ている人なら想像が着くと思いますから、書いてしまいますが、あちらのサイトの人口グラフは期間が恣意的すぎると思いますし、日本全体や茨城県全体との対比を考えないと意味無いでしょう。
それにあのグラフで人口が最大の月(2009年1月?)と、水害前の月(2015年8月)の頂点を直線で結ぶと、その線に沿うように人口も減っていっています。つまり現市長になって減った人口は以前から続いていたのと同等の減少数ということになります。


水害後の減り方も、市長が他の人だったらもっと減少していた可能性だってあるわけで、市長の対応によるものかどうかは不明です。
自宅に戻れない、戻れても満足な生活ができない住民がいるのに、市役所の1階にプールやスポーツジムを作るなどと言い出す市長だったら転出者が倍増してても、おかしくなかったと思います。


追記(選挙人名簿の登録者数)
選挙人名簿の登録者数についてですが、仕組みを読んでみると、転入者と転出者の、登録と末梢のタイミングが違うため、人口が減り続けていたとしても選挙人名簿の人数が増えることは、ありえるようです。

総務省|選挙人名簿
選挙人名簿に登録されるのは、その市区町村に住所を持つ年齢満20歳以上の日本国民で、その住民票がつくられた日(他の市区町村からの転入者は転入届をした日)から引き続き3力月以上、その市区町村の住民基本台帳に記録されている人です。


(2)転出したときはすぐには抹消せず、転出したことを表示しておいて、転出日から4カ月を経過したときに抹消します。

選挙人名簿から私の名前が消されていた! なぜこんなことに : J-CASTニュース
転出地の選挙人名簿から登録抹消されるのは、「異動日」の4か月後。一方、転入地の選挙人名簿に新たに登録されるのは、「転入届提出日」の3か月後。抹消と登録とで、起算の基準日が異なる。

7月2日の選挙人名簿には、3月31日(4月1日)に転入届を出した人などは当然に記載されています。また、3月31日(4月1日)転出届けを出した人も4ヶ月を経過していないので記載されたままになります。
したがって、3月31日(4月1日)に転入した人よりも、転出した人が多い場合、人口は減りますが、7月2日の選挙人名簿の人数は6月21日よりも増えていることになります。(それだけで説明がつくかどうかは分かりませんが)


なお、当日の有権者数は、この選挙人名簿から抽出するので減少します。
市長選挙参院選挙の有権者数が588人も違う理由は調べてません。おそらく転居者や居住の実態の無い人に投票権を与えるかどうかの定義が違うのだろうとは思うのですが。




当ブロクの過去の人口の推移の記事
常総市の人口推移
常総市の人口推移
(メモ)平成23年の常総市の人口推移 12月分
(メモ)平成23年の常総市の人口推移


茨城県の人口の推移(各年10月1日現在)
統計インフォメーションNo.83-こどもの日にちなんで-/茨城県





グラフ作成に使ったデータ
http://www.pref.ibaraki.jp/kikaku/tokei/fukyu/tokei/betsu/jinko/jinko.html#jinko02

−− 常総市 水海道市 石下町 増減数
昭和50年 58,040 38,820 19,220  
昭和51年 58,672 39,167 19,505 632
昭和52年 59,242 39,447 19,795 570
昭和53年 59,831 39,791 20,040 589
昭和54年 60,311 40,119 20,192 480
昭和55年 60,809 40,435 20,374 498
昭和56年 61,355 40,770 20,585 546
昭和57年 61,743 40,953 20,790 388
昭和58年 62,143 41,131 21,012 400
昭和59年 62,484 41,210 21,274 341
昭和60年 63,247 41,715 21,532 763
昭和61年 63,458 41,760 21,698 211
昭和62年 63,602 41,788 21,814 144
昭和63年 63,852 41,964 21,888 250
平成元年 64,172 42,190 21,982 320
平成2年 64,344 42,340 22,004 172
平成3年 64,980 42,601 22,379 636
平成4年 65,447 42,710 22,737 467
平成5年 65,835 42,903 22,932 388
平成6年 66,173 43,037 23,136 338
平成7年 66,029 42,683 23,346 -144
平成8年 66,294 42,635 23,659 265
平成9年 66,533 42,550 23,983 239
平成10年 67,238 42,773 24,465 705
平成11年 67,342 42,739 24,603 104
平成12年 66,245 42,015 24,230 -1,097
平成13年 66,818 42,262 24,556 573
平成14年 66,815 42,209 24,606 -3
平成15年 67,213 42,407 24,806 398
平成16年 67,551 42,542 25,009 338
平成17年 66,536 41,867 24,669 -1,015
平成18年 66,107 -429
平成19年 66,018 -89
平成20年 65815 -203
平成21年 65540 -275
平成22年 65320 -220
平成23年 64778 -542
平成24年 64258 -520
平成25年 63634 -624
平成26年 62957   -677
平成27年 61460   -1,497
平成28年 60821     -639

常総市長選挙関連

平成28年7月10日開票の常総市長選挙に関する新聞記事などを集めたページです。


投票結果を受けて
(この項は、7月11日以降に書いています)


高杉氏は、私が思っていた以上の大健闘でした。あと少しでした。おしかった。
議会との関係が悪かったり水害対応への批判など強烈な逆風の中で、これだけの票を得たということは、4年前の市長選と同様に奇跡に近い結果のように思います。
市長を批判している人も多いようですが、市民からこれだけの票を得たことを忘れないようにしなくてはいけませんね。
やりたいことも思うように実行できず、報酬も5割カットなど大変な環境のなか、4年間、本当に、おつかれさまでした。


遠藤氏は、過去に出馬した県議会選挙での当選者との票差は、平成20年8月31日は1000票、平成22年2月28日は350票、平成22年12月12日は1500票と、毎回、肉薄していたのにもかかわらず、今回の票数は当選者の半分以下でした。(高杉氏と比べても半分以下)
5年前の市議会の選挙でも3000票近く(2821票)2000票を得てトップ当選したことを思えば、支持者は激減しているのではないでしょうか。議員としての5年間の活動を市民は良く見ていたということでしょう。(選挙活動中に勢いがないことに気がついた支援者の方が戦略的に他の候補者に投票した可能性もありますが、さほど多数では無いでしょうし、そもそも、そのように思われた時点で駄目でしょう)
出馬した理由は、次の県議会選挙に出るために常総市議をやめる大義名分を得るためだろうと想像しています。(そうとでも考えないと、出馬した理由がわからない)
結果的に県議会補選が来年に早まり、本人としては損得なしなのでしょうが、常総市民にとっては迷惑このうえない結果になりました。
そういえば自宅が流失した被災者のために10棟のモデルハウスを建てるというアイディアを提示されていました。今後は、これの実現に向けて活動されてはいかがでしょうか。行政が主体となるのは他の災害被害者との平等性から実施不可能な提案だと思うので、民間主導で補助金をうまく活用してはいかがでしょうか。選挙の直前に公表した以上、それなりの見込みはあったのでしょうし、被災された方々は期待して票を入れたのかも知れません。ぜひ実現していただきたいところです。


神達氏は当選したとはいえ、次点の高杉氏との票差はわずかに1200票ほどです。高杉氏に逆風が吹くなか、神達氏には自民党が付いているうえに、市議会議員や小泉進次郎の応援もあるという、圧倒的に有利な環境で、わずか 1200票の差です。
その理由を充分にお考えの上、市政に取り組まれることを期待いたします。




「高杉氏、遠藤氏出馬が痛手」だそうです。この記事を読むと、遠藤氏は被災者を含む「市民の声」を全く理解していなかったということになりそうです。

決戦の後に:常総市長選 危機感バネに神達氏 高杉氏、遠藤氏出馬が痛手 /茨城 - 毎日新聞
選挙の1カ月ほど前、神達氏陣営は情勢を独自に分析した。結果は数千票差で高杉氏が優位。「1期目は関東・東北豪雨からの復旧に頑張った。仕事途中でやめさせるのはかわいそう」「市政は継続性が大事」−−。そんな市民が多かった。

 豪雨時に避難指示が抜け落ちるなど市の対応のまずさが報じられ、高杉氏の手腕も疑問視された。だが市民感情はそう単純ではなかった。神達氏も町を歩いて実感していた。「『(高杉氏に)もう一回やらせたらいいだろう』といっぱい言われました」 (略)
高杉氏陣営は有権者の反応の良さから「地力」に気づいた。「被災地域でも『頑張れ』と言ってくれる。豪雨対応の傷は浅いのかもしれない」。最終日には「接戦だが当選できるんじゃないか」という手応えがあった。

【茨城新聞】常総市長選 接戦制し神達氏初当選 若さ前面、防災訴え 
【常総市長選解説】水害10カ月 市民は刷新選択:茨城新聞
常総市長選で初当選した神達岳志(かんだつたけし)さん:茨城新聞
茨城県常総市長選で現職敗れる 水害避難指示の遅れで批判 | どうしんウェブ/電子版(政治)
東京新聞:常総市長選 水害対処に厳しい評価:茨城(TOKYO Web)
東京新聞:茨城常総市長選 神達さん初当選「水害復興を進める」:茨城(TOKYO Web)
東京新聞:茨城県常総市長選で現職敗れる 水害避難指示の遅れで批判:政治(TOKYO Web)
東京新聞:常総市長選 神達さんが初当選 万歳せず哀悼の意:茨城(TOKYO Web)
東京新聞:常総市長選 敗北に遠藤さん「力不足でした」:茨城(TOKYO Web)
東京新聞:常総市長選 高杉さん「真摯に受け止める」 落選の報にぼうぜん:茨城(TOKYO Web)
常総市長選当選の神達氏「別の復興計画作りたい」 茨城 - 産経ニュース
選挙:常総市長選 被災者の不安払拭 当選の神達氏、意気込み /茨城 - 毎日新聞


この数字を見るたびに不愉快な気分です。
高杉 vs 神達 の戦いだったら結果は変わっていたとしか思えません。神達氏は感謝状を送ってもいいんじゃないですか。



期日前投票した人は投票した人のうちの3割にもなりました。期日前投票は、いまや当たり前の投票手段になりましたね。



県議会選挙の票数については、以下のページを参照しました。
歴代の茨城県議会議員選挙結果/水海道市選挙区 結城郡選挙区(旧石下町)/常総市ホームページ
歴代の茨城県議会議員選挙結果/常総市選挙区(常総市・八千代町)/常総市ホームページ


こんなサイトがありました。
2016年常総市長選立候補者の皆様へ子育て支援に関する公開質問状を提出しました - 被災ママ。子連れボランティア、はじめました。
水害を経験した常総市の市長選 結果を見て… | 石塚美咲の唄種blog゜+.゜(´っω・。`)゜+.゜ - 楽天ブログ

6月29日、自転車で市内を回りました。 | そめや修司のブログ
夜、会議を開いていると、A青年が跳び込んで来て「ひどすぎる!!!」と叫ぶのです。B候補の「常総市を切る」というテーマの「勉強会」に参加してきたのです。300人ぐらい集まったようです。そこではC候補が「いかに金に汚いか」などの「証拠」資料が配られ「勉強」したようです。そしてB候補は「クリーンな市長を選びましょう」と呼びかけたのです。
 A青年を弁護しておきます。彼は4候補を回って自分の目で確かめて自分の投票先を決めたい、と模索しています。常総市の未来を決めるのは自分達だから、常総市長選を真剣に考え行動しているのです。その彼にB候補は失望+怒りをもたらしたことを知るべきでしょう。

 それにしても疑問と、「いい加減にしろ。恥はないのか」の怒りがあります。

6月21日、公開討論会に参加しました。 | そめや修司のブログ
4候補出馬だったのですが、一人が参加しませんでした。私の評価通り視野狭窄でした。


神達・常総市長が初登庁 洪水時の危機管理で意見交換 - 産経ニュース
神達・常総市長:自ら募金活動へ 初登庁で表明 /茨城 - 毎日新聞





うっかりしていましたが、石井章さんが、おおさか維新の会で比例区当選していました。あんまり良い印象は無いのですが、復帰された根性というか気力は大したものですね。
娘さんも取手市議でしたよね。

【茨城新聞】お維の石井氏 比例で初当選
おおさか維新の会から比例代表に立候補していた元衆院議員の石井章氏(59)が初当選した。
【石井章(いしい・あきら)氏の略歴】茨城維新の会代表代行、社会福祉法人理事長、当選1回。元衆院議員1期、取手市議2期、藤代町議4期。専修大卒。取手市宮和田

ブログ新聞とりで マスコミの非力、野党の無力を骨身に感じた参院選で、下から6番当選した石井章・元取手市議
生まれ育った地盤(龍ヶ崎生まれの取手育ち)でありながら、取手市では2,212票、竜ヶ崎市では924票しか獲得できなかった。あれだけ公示前から地元に張り付いて街宣車を走らせ、選挙ハガキで「取手から初参議院議員を」と訴えたのに、である。

 2,212票を昨年1月の取手市議選と比べてみよう。石井章の実娘・石井めぐみ(戸籍名・根本めぐみ)の2.057票こそ上回ったが、当選24人中5番目でしかない。トップ当選は竹原大蔵の2,849票だった。つまり「取手から初参議院議員」は、取手市有権者から「市議なみの支持」しか受けられなかったということである。下右の表を見ると分かるが、県南の市町村全てを合わせても5,160票、茨城全県でも7,298票しか獲得できなかった。長男の酒気帯び・追突事故の悪影響はなかったようだが、これでも任期6年の参議院議員になれるところに選挙制度のカラクリがある。

2013-05-16 -ひつじのメモ  日本維新の会から出馬の石井章氏


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以下は、投票日前に書いていた内容です。

平成28年7月10日執行 常総市長選挙投開票速報/常総市ホームページ
平成28年7月10日執行 第24回参議院議員通常選挙投開票速報/常総市ホームページ



選挙公報
常総市長選挙 立候補者一覧 /常総市ホームページ

さすがに自民党の候補者は、短期的な具体性と将来の方向性がバランスよく書かれていますね。就任したその日から何を始めるのかをイメージできますし、市長が指揮すれば実現可能そうな事項が並んでいます。第一子に50万円の補助と言うのは、年間出生数400人、第一子だけならその半分とざっくり考えると、1億円くらいの支出を毎年、続けることになるはずです。積極的な賛成はしませんが、変な少子化対策事業を始めるよりはわかりやすいくて確実です。
現市長は、これまでの実績を書いています。有権者の期待には及ばなかったのかもしれませんが、市長として、やるべきことはやっていたんじゃないでしょうか。水害時の対応には問題があったにしても、大きな組織のトップについたことのない人とくらべたら、今後は的確な対応ができると想像するんですが、どうでしょうかね。



候補者、後援会などのサイト(当方で把握できたサイトのみ)
神達氏(次代を創る会)
神達たけし
【常総市長決定戦幕開け】|茨城県議会議員 神達岳志オフィシャルブログ
神達たけし(茨城県議会議員) ‏@takezo4313
高杉氏(常総市を復興・発展させる会)
高杉 徹 後援会 公式サイト
高杉 徹 後援会
(高杉徹個人のfacebook は閉鎖中とのこと)
市長あいさつ/常総市ホームページ (候補者自身のサイトではありません)
染谷氏(市政を変える市民の会)
そめや修司のブログ
常総市長選挙(2016年7月) | 地方選挙 | 日本共産党 茨城県委員会 (候補者自身のサイトではありません)
茨城県常総市・市政を変える市民の会
遠藤氏(ふみの会)
常総ルネサンスへの道





新聞記事

東京新聞:常総市長選告示 現新4人が立候補:茨城(TOKYO Web)
詳細に候補者の第一声を記載しています。リンク先を読まれることをおすすめします。
東京新聞:常総市長選 候補者の横顔 :茨城(TOKYO Web)
東京新聞:<常総市長選 復興途上にて> 候補者アンケート:茨城(TOKYO Web)
東京新聞:常総市長選、あす投開票 現新4候補が熱い戦い:茨城(TOKYO Web)


【茨城新聞】現新4人 混戦予想 常総市長選、3日告示

【茨城新聞】水害の復興策争点 常総市長選告示、現新4氏が舌戦
神達氏は永岡桂子衆院議員や自民県議らを迎え、同市豊岡町のスーパー駐車場で出陣式を開いた。支持者を前に「皆さんと思いを共有しながら、復旧・復興に取り組みたい」と強調。人口が減っている同市の現状に危機感を示し、「4人の中で一番若いが、育てていただきたい」と訴えた。

高杉氏は同市水海道宝町の空き店舗駐車場で出陣式に臨み、「水害からの復旧は道半ば。被災者の生活再建、地区公民館の改修などに今後も取り組む」と市政継続に意欲を示した。県市長会長の豊田稔北茨城市長や近隣首長が見守る中圏央道インターチェンジ周辺開発の実現も誓った。

染谷氏は梅村早江子衆院議員らの応援を受け、常総市水海道橋本町の事務所で出陣式。水害後に設立したボランティア団体での活動を踏まえ、「水害はまだ終わっていない。困っている市民に寄り添う市政に変える」と力説。支持者も「困っていること」を書いた紙を掲げ、気勢を上げた。

遠藤氏は同市水海道諏訪町の駐車場で出陣式を行い、常総を変えるのは政党や団体の推す候補ではない。市民一人一人の力だ」と第一声。衰退している街の復活には地の利を生かした人口増加策が急務とした上で、住宅地と駅を結ぶ市内循環バスの運行を主張。被災者支援も約束した。

【茨城新聞】常総市長選 10日投票 復興策 現新4人舌戦



参院選:茨城・常総市長選 4人立候補、熱帯びるダブル選 - 毎日新聞





追記 平成28年7月29日

2016年7月28日(木) 常総市長選で 異議申し立て 市選管へ有権者70人
今回の選挙では、ウェブでの中間発表も全くされなかったことを見ても、現場はかなりゴタゴタしていたんでしょうね。 
新聞記事の内容では、不正はあったとしても、票数の変更に直接に繋がる異議はしていないようですから、当事者の処罰はあったとしても、選挙結果への影響はないということかな。


追記 平成28年8月21日

ニュースBOX:常総市長選の異議申し出棄却 /茨城 - 毎日新聞
毎日新聞2016年8月19日 地方版
 常総市選挙管理委員会は18日、7月10日に投開票された同市長選について、有権者70人が選挙の無効を求めた異議申し出を棄却した。異議申し出は7月25日付であり、「開票作業の不正行動があったため、参観人の受付時間が遅れた」などと主張していた。市選管は職員らへの調査などの結果、不正を行える余地はなく、受け付けが遅れたという主張も「事実とは認められない」などと結論づけた。


追記 2016年11月1日

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14779206325470
2016年11月1日(火)
無効申し立て、県選管が棄却 常総市長選
県選管は31日、臨時会を開き、7月10日投開票の常総市長選を巡り、同市中妻町、古性(ふるしょう)隆さんが選挙無効を求めて提出した審査申し立てを棄却した。県選管によると、投票箱の管理体制について「不正があったことを示す証拠はない」と裁決。…




記事の内容とは関係ありませんが、投票率アップのために書いておきます。(後日、削除します)
(以下は、別の記事に書いていたものを移動してきました)
常総市では昨年の水害の影響で投票所の一部が変更になっています。
また、投票日の締切時間は夕方6時と早くなっています
あと、郵便で送られてくる「入場券」が必要だと思い込んでいる人がいますが、あれは「投票券」ではありません。
紛失したときなどは、持って行かなくても投票は可能です。
常総市の投票所一覧表/常総市ホームページ

朝日新聞デジタル:若者の1%投票棄権→13万5千円損 東北大院教授試算 - 2013参院選
50歳未満の投票率が仮に1%下がった場合、その後への影響を試算した。

 その結果、国債の発行額が年間で若者1人あたり約7万5300円増える、とした。また、年金など高齢者向けの給付と、児童手当など若い世代が受け取る家族給付の差が約5万9800円開く、とはじいた。合計すれば年間で約13万5千円になるという。

記事のタイトルは「若者」ですが、50歳未満のことです。年金運用の5兆円の損失が大問題だと思うなら、「大人」も投票に行けということですね。

18歳が知った「シルバー民主主義」 無関心の怖さ納得:朝日新聞デジタル
たかまつさんが始めたのは、「逆転投票シミュレーションゲーム」。「50歳以下の選挙権は廃止する」という政策に賛成か反対か、投票で決着させようというゲームです。

 その場にいた記者を含め、18歳高校生、20代会社員、40代主婦、60代会社員、80代高齢者という役割に分かれた5人が投票します。50代以上は自分たちの利益が膨らむであろう「50歳以下の選挙権廃止」に賛成し、50歳未満は反対します。

 人数だけなら、3対2で反対多数です。でも、実際の社会では年代ごとの有権者数が違います。その実勢に合わせて80代には40点、60代には90点、40代には90点、20代には60点、10代には10点を与えます。点数の合計だと、賛成130点、反対160点と、なお反対が優勢です。

 ここで、たかまつさんが尋ねました。「でも、みんなが投票に行くでしょうか」

 「あっ!」「そういうこと?」。生徒からつぶやきが漏れます。

 10代の投票率はまだ分からないので、仮に50%としておきます。それ以外は過去の選挙での実績を当てはめます。20代30%、40代50%、60代70%、80代60%として先ほどの点数にかけ合わせると――。

 賛成87点、反対68点。賛否が逆転し、むちゃくちゃな政策が通ってしまいました。

 「これが実際の世の中で起きていることなんですね」とたかまつさんは解説します。


平成28年7月10日執行 第24回参議院議員通常選挙及び常総市長選挙期日前投票状況/常総市ホームページ

期日前の投票率が20% 程度となっています。
過去の数字の記憶はありませんが、かなりの高水準のような気がします。 (全国的にも増えてきているようです)
期日前投票というと、なにか特殊なこと(特殊な人)であるかのように思っている人も居るようですが、いまや、当たり前の投票手段になったと言えそうです。


追記 2016年8月24日

【茨城新聞】参院選県選管 18・19歳、投票率42% 20・30代上回る
茨城選挙区の18、19歳(10代)の投票率が42・85%だったと発表した。全体の50・77%を7・92ポイント下回った。年代別で最も高かった70〜74歳の67・91%(抽出調査)を大幅に下回ったものの、20代と30代の投票率(同)は上回り、県選管は高校などで実施された主権者教育に一定の効果があったとみている。


常総市の18・19歳の投票率は県内でも3位、2位だったのですね。神達氏は若者へもアピールしていたという話があったと思うので、その成果でしょうか。

えらぼーとで投票先を探してみた(参議院選挙)

毎日新聞が、今回の選挙でもえらぼーとのサイトを開いていたので、やってみました。
毎日新聞ボートマッチ_えらぼーと_2016参院選



私の結果はこうなりました。




これは、どう解釈すればいいんだか。
すべての政党と候補者の一致度が50%前後(41〜63%)で、ほとんど変化が有りません。


他の人の結果がどうなのか知りませんが、かなり珍しいんではなかろうか。
私の考えには統一性が無いということなのか、あまりにも中立的な思想だということなのか。



追記
ヤフーの相性診断もやってみました。
参議院選挙2016 - Yahoo!みんなの政治
うーむ。維新との相性が良いのか。ちょっと予想外。
民進党社民党と合わないのは、まぁ、そうだろうなという感じです。


                                                                        • -

投票先は、選挙区では石原順子氏に入れることに決めました。
届けで順位が1位ですからね。それだけでも選択する理由になります。
賛成できない政策もありますが、新しい人が出てくることは必要です。特に女性で実業でも頑張っている(と思う)ひとには、ぜひ、ご自分の言葉で社会に訴えてほしいですから。


比例区は、どうしましょうね。
このブログは、市民派的な人を批判的に書くことが多いですが、これでも自己認識としては反体制派なので、自民党系には入れないことにしています。
だからといって、共産党の勢力が増えることに手を貸したくは有りません(必要な政党だとは思っています)。
でも、白票や棄権はしたくない。
となると、ほぼ確実に死に票に出来る、幸福実現党ですかねぇ。


追記 自分で入れないのに何ですが、投票先に迷っている方は、比例区で「山田太郎」と書いて欲しいですね。(山本太郎じゃないので、注意)
山田太郎(参議院議員)とは (ヤマダタロウとは) - ニコニコ大百科



市長選は、なやましいですね。
意図的に死に票にしたくても、市長選での1票の違いは結果を解釈する際に影響を与えることがありますから、やめたほうがいいですし。
消去法なら、現市長ということなりそうですが。
無能 vs 嘘つき vs 詐欺師 vs 共産党 の戦いで、どうしろと。。。罰ゲームか。。。

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なお、常総市では昨年の水害の影響で投票所の一部が変更になっています。
また、投票日の締切時間は夕方6時と早くなっていますので、ご注意を。
期日前投票については、参議院議員選挙についてはすでに本庁舎と石下庁舎で始まっています。8時30分から20時まで。
市長選挙期日前投票は、7月4日(月曜日)からです。


期日前投票のための人件費もばかにならないのですから、行ける人は行きましょう。
行くと「なぜ、投票日に行けないのですか」と聞かれますが、仕事なり学校なりレジャーなりと答えれば、それ以上の追求をされることは有りません。
(むかしむかし、不在者投票と呼ばれていた頃は、しつこく聞かれたことがあったようです)


あと、郵便で送られてくる「入場券」が必要だと思い込んでいる人がいますが、あれは「投票券」ではありません。
紛失したときなど、持って行かなくても投票は可能です。
身分を証明できるものがあれば大丈夫なようですが、本人確認のために待たされたりするなど、面倒ではあるようです(自分自身で試したことがないので、確証はありません)



関連リンク

平成28年7月10日執行 第24回参議院議員通常選挙及び常総市長選挙期日前投票状況/常総市ホームページ


常総市 こうほうじょうそう お知らせ版より

防水壁をつくったり、2階建て駐車場にしたり

批判だけでは、批難されそうなのでアイディアを2つ、書いておきます。実用性は知りません。


案1
水害への備えの基本は、堤防です。
庁舎が水没するのを防ぐのであれば、庁舎の周りに堤防(防水壁)を作ればいいんですよ。

2メートルくらいの壁を作って、囲んでしまいましょう。
もちろん出入りする場所は扉にするしか無いので、洪水のときに閉め忘れると元も子もありません。
常総市は水門のことを失念しやすいようなので、ちょっと心配ですが、さすがに今回の水害の経験者が生きている3〜40年くらいは大丈夫でしょう。
その後のことは、どうせ、建て替えとかの話になっているでしょうから、その世代の人たちで考えてもらえばいいかと。


庁舎の周りと敷地(駐車場)の周りの二重にしておけば、更に良い。


防犯を考えると問題がありそうですが、水族館のようにアクリルとかガラスにしておけばいいんじゃないですかね。ちょっとお金はかかるけど。



案2
駐車場を2階建てにして、水害時には駐車場の2階に避難したり、重要物を退避させる。
もちろん駐車場の2階と庁舎はバリアフリーでつなげておいて、庁舎は2階をメイン階にしてしまう。
どのみち、車で来る人が多いのですから、大きな問題はないのではないですかね。
エレベーターの増設なども考えなければなりませんが、高層階を作るよりは安上がりでしょう。

1階が水没するのはやむを得ないと諦めて、水害に見舞われそうになったら、書類などは2階に上げるという運用でカバーしましょう。





そもそも水害は他の災害と異なり、天気予報で予測が可能ですし、決壊しても水没するまでは数時間の余裕があります。
極端なことを言えば、水没しそうになったら、庁舎を捨てて、他の所で市役所の業務を続行すれば良いだけの話です。水没すると後始末が“大変”ではありますが、人命が損なわれることは、ありません。
そこを考えると、庁舎にお金をかけるのなら、他の所にお金を使ったほうが、ほど市民の命を救うことに繋がりそうに思うんですけどね。

地震や火事の時はどうするの

遠藤章江議員が庁舎の防災(水害)対策について書かれていますけど、あれ、地震や火事の時には、どうするつもりなんでしょうね。

常総ルネサンス/水害からの復活・庁舎編(1) - 常総ルネサンスへの道
一階は、水にぬれても問題のない施設にするほかないのです。
ズバリ言えば、プール、温泉、シャワー施設、ジャグジーのような設備を完備した水につかっても洗い流せばOKな健康増進施設を建設することです。(略)
それも、全面ガラス張りにしておけば、水没した壁を剥がして修理する必要もおこりません。(略)
そして、4階より上に耐震免震構造の建物を建てていくことが、良いと思っています。
ついでに、市民会館も造ってしまえば、一石二鳥です。

そういう施設は、開放感をもたらすために柱を減らすように設計するので、構造的に地震への耐性は弱いはず。もちろん強くすることは可能でしょうが、コストが莫大になりそう。
ましてや、ガラスなんて割れたらどうするの? そもそも特注品でしょうから修理するのはお金も時間もかなり必要なんじゃないのかな。家のガラスをジョイフル本田で買ってくるのとは訳が違う。
市民会館には、子供や高齢者、障害者が100人単位で集まることだって想定されるのに、地震や火災でエレベーターが使えない時に、どうやって避難してもらうんです? (避難はしないで、その場で待機させるのかな。火事の時も?)
もちろん、高層階に市民会館等のある自治体もあるでしょうが、それは他に選択肢がないからそうなっているだけで、わざわざ本質的な危険を持った施設を作ることは無いでしょう。

市の執行部の皆さんには、かなりの不評で私め、かなり馬鹿にされているそうです。
でも私の持論
「若者、バカ者、よそ者が、世の中を変えることができる」
いくら笑われても、バカにされてもかまいません。少し頭がおかしいと思われて結構です。

ブログに書いているだけではなく、リアルでも語っていたのか。。。。。
これ、単に、危険性が増してしまうから駄目だと言われているだけのような気がする。それが理解できないまま、ブログに書いているということなの2かな。
アイディアへの批判と、人格への批判を区別できないのかな。 ← これは人格への批判ですね。


庁舎の防水対策について - 常総ルネサンスへの道
もう一つは「今の場所の建物の上に増築」する方法です。
いずれにしても予算が膨大にかかることですから、慎重に検討しなければなりません。
私は、できたら今の庁舎の上部に増築することができればと思います。
日本の素晴らしい技術をもって、現在の庁舎で仕事を続けながら
庁舎を上層階に建て増すことは可能ではないかと。

どういう工法なのかと思い簡単に検索してみたところ、これは既存の建物の周囲に柱を立てて、その上に新築部分の床を作っていくということのようですね。
つまり、足(柱)の長〜い新築部分を既存の建物の上にかぶせる感じです。
これも地震を考えると、あんまり、望ましい構造とは思えません。
もちろん、現在の設計、建築技術なら何も問題はないんでしょうが、わざわざ、構造的に地震に弱い形式を採用する必要は無いと思うんですよ。
階段だって、既存部分の人数を避難させるだけの幅で作っているのでしょうから、高層階を作ってしまったら避難しきれるの?
金額的にも、今の新庁舎を解体して新規に高層の庁舎を建てるのとのと、そんなに変わらないような気がします。(常総市はプレハブ庁舎の経験が2回(?)もあるのですから、既存の庁舎を使い続けることには価値はあまりありません)



今回の水害では、地震と停電への対策は十分に考えて新庁舎を建てたのに、水害への備えをしていなかったことが批判されています。
それなのに、今度は水害のことしか考えていない(としか思えない)のは、どういうことなんでしょうね。


一般の人が言っているだけなら、こんな書き方はしませんけれど、災害時には陣頭指揮を取る市長に、1ヶ月後になろうとしている人の文章ですからね。
仮に、今、市長だとしたら、この案をもとに防災対策を職員に指示していたわけでしょう?
見逃しちゃ駄目だと思う。


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全然別の話ですけど、防災関連なので、ついでに書いておきます。


先日の震度4の地震のとき、防災無線で放送が流れたそうです。あれは意味があるんですか?
わざわざ防災無線で言ってもらわなくても、地震が起きたことくらい、気がついていますよ。
金子議員が震度4(?)でも放送を流したらどうかと一般質問をされていましたが、本当に流すことにしたとは思いもよりませんでした。
地震だけなら「びっくりした」だけで終わりですが、直後に防災無線がゴミョゴミョと音を流していたら、何かあったのかと思って、不安が高まりますよ。
震度6震度5強?)くらいの建物の崩壊も考えられるような地震のときなら防災無線を流すことで、「市役所は無事らしいから、何かあっても助けてもらえる」という安心感を市民に与えることは可能でしょうが、それ以外の時に意味があるのかどうか。
防災無線は嫌いです。(役に立つこともあることは認めますけども)

常総市にブラックな議員が居ることは事実だったようで

昨年12月の遠藤章江議員の一般質問が新聞記事になり、ブラック労働を推奨する発言として主にネットで話題になったことは記憶に新しいところです。
(この件は、当ブログでも記事にいたしました。)



さて、今年の3月の市議会だよりを見ていたら、茂田信三議員のこんな発言が取り上げられていました。
「市職員の水害時の残業代が140万円というのはあり得ない。一日幾らという形にしないからだ。善後策を考えろ」
えええっ? 



記事録が公開されたので読んでみましたが、確かにそう言っていますね。

遠藤ふみえ議員がネットで(意図が伝わらずに)非難されていた内容のことを、まさに主張されています。
茂田信三議員は、遠藤章江議員の騒動をどんなふうに見ていたんでしょうね? 他人事だったのかな。それとも知らなかったんでしょうか。

2016.03.04:常総市平成28年2月定例会議(第31回会議) 本文
発言番号 78
(茂田信三)
大きい質問が3点ですね。まず読み上げますね。大きい質問、水害検証委員会における市長発言について。
 第10回の発言のときに、まず2点ほど、許しがたい言葉を発言しているんです。答弁しているんです。私どもが、まず──これ全部、市長に答えてもらいますからね。私どもが、まず市の職員に対して残業で140万ということはあり得ないと、世間通常で140万ってあり得ないと、選挙のときの、通常選挙、国会選挙とか県会議員選挙、多分一晩じゅう仕事しておりますよね。1日幾らという、多分決め式だと思うんですよ。大災害だから、そういう形にしないからこういうことがあらわれるんだと、こういう事実の、とんでもない、140万という金額が出てくるんだと。そしたら、あなた、何て言ったと思う。一般職員と──その前に私、こう言ったんだ。ボランティアの方は、青森とか山形とか、夜の8時ころとか7時に来て、ちょうどうちの近くへ来た方は、私と行き会ったのが7時なんです、朝の。車の中で仮眠していて、夜出て、朝6時に来て、仮眠してきて、きょう仕事をして帰るんですよって、そういう方は手弁当で来ているんです。自分の職場の水害とかで、そして140万ってあり得ないから、今度善後策を考えろと、そしたらこう言ったんです。一般職員とボランティアは質が違うって。もう一回言いますからね。

発言番号 86 (茂田信三君)
給料もらっている以上は、働かされてって、その働かされてるというのが表現おかしいよ。あなた、いつも言ってるでしょうよ。私、今、働かされてるってメモしたから。あなた言ってるでしょう、いつも。職員は最高のサービス産業って。働かされてるんじゃないんでしょう。それ、あなたが言ってることをちゃんと言うんだったら、喜んで、公僕っていうんですか、今公僕って言葉、なかなか死語になってますが、公務員はみんなのために自主的に働くんでしょう。そうでしょう。まず、それ言ってもらう。

また、市長の「質が違う」という発言は、根本的に別物だから比較するものではないというだけの意味では?
「違い」を、良し悪し、上下、善悪のような価値の違いとしかとらえられないのかな。
お経を上げるのと、トラックを運転するのでは、どちらの労働の質が良いんでしょう? 回転は早いのかもしれないけど、歯車の軸がずれている感じです。




あと、ボランティアにも「指揮命令」は有ると強く主張されていますが、ボランティアに「指揮」はあっても、「命令」は無いんじゃないですかね。
「命令」であれば、ボランティアに事故などがあった際には指示者が責任を負うことになりますが、原則としては自己責任のはずです。
「労働」でも無いし。
基本的に報酬の無いボランティアに「命令」があって、「労働」と等価だというのであれば、奴隷に近い存在になってしまう。



ちなみに、遠藤章江議員の12月の話題になった発言は、議会だよりには「掲載しなかった質問」としても書かれていないですね。
なかったコトにしたいのかな。

そういえば、議員はこの話の決着を、どう、つけるのでしょう。
毎日新聞は自社内の開かれた新聞委員会で取り上げて結果を新聞記事にすることで終わりにしたものと思いますが、議員は、対応を検討中のままではなかったかな。
もう、半年も経つのですから、さすがに時間がかかり過ぎかと。

伊奈庁舎の浸水高は1メートル未満となっているけど

市民オンブズマンつくばみらい改め 劣化と失調さんがつくばみらい市の新しい庁舎(伊奈庁舎)について書かれています。水害にそなえて非常用電源を1メートル高いところに設置したとのことです。


確かにハザードマップを見ると市役所の場所の浸水深は0.5〜1.0m未満(青みがかった黄色)となっています。
ただし、隣接して1.0〜2.0mの土地(薄い水色)も広がっています。
東京新聞の記事でも単純に1メートルと書いてあるですが、これでは「庁舎の付近は、せいぜい1メートル」と思ってしまう人があらわれて、危険なのではないかな。
地元の人なら周辺の土地の状況も知っているので、周辺には土地の低い場所もあると分かるでしょうが、防災の話は読み手にも慎重さが必要かなと思い、ちょっと書いてみました。
つくばみらい市 洪水・地震・土砂災害ハザードマップ


ちなみに、上のハザードマップをみると、浸水する場所に避難所を設定しているんですが、大丈夫なんですかね? 常総市の経験では、大丈夫ではないんですが。
あくまでも周辺住民が一時的に避難する場所であって、河川の決壊時には閉鎖して移動すると想定しているのでしょうが、何らかの注意書きは必要だと思います。





ところで、鬼怒川と小貝川が同時に決壊したときの浸水深は、両方の予測値を合計した深さになるという意味の記述を見かけたのですが、本当なんですかね。
コップの水を2杯こぼしても水の厚さ(深さ)は2倍にはならないし、バケツの水をお皿に注いでもお皿の深さ以上の水は貯まりません。


両方の河川が決壊すると、常総インターチェンジ周辺(アグリサイエンスバレー計画地)では浸水深は 10mを超えるということなのですが、いばらきデジタルまっぷで 1/2500 の地形図にすると表示される詳細な標高をざっと見てみると、常総インターチェンジ周辺の標高は 12.1〜13.1m、近くの小貝川の堤防は低い所(横断する道路部分と思われる)で 18.8m、鬼怒川の堤防は 19.4m のようです。
え? 10m 足したら洪水時の水面は、堤防(川の水面)より 2〜3m 高くなってしまう。ありえないから。


同時に決壊した時の状況はハザードマップを重ねて見てほしいというのは、浸水する地域の広がりのことを言っただけじゃないのかなぁ。
いばらきデジタルマップでは、まさにハザードマップを重ねてみることができますが、浸水深を足し合わせるようなことはしていません。
(知りたい地点クリックして少し待つと、それぞれの浸水深が表示されます。また左の柱のところを下げていくと常総市の鬼怒川、小貝川の決壊時の表示の有無を選択できるようになるので個別に見ることができます)


1〜2メートル程度の浸水(床上1メートル以下の浸水)でも被害の程度は全壊とさほど変わらないというのが常総市の教訓なのですから、数字を盛る必要は全く無いでしょうに。
東電原発事故のときにも変な計算をして数字を盛りまくっていた人が居たけれど、主張の信頼性を全体的に損ねるだけだと思うんですよねぇ。



(なお、いばらきデジタルマップの常総市のデータには欠落があり、鬼怒川決壊時に想定される八間堀川周辺の浸水想定2.0m〜5.0m(紫色) が表示されません。あまりにも巨大なミスなのでかえって見過ごされてしまったんでしょうか。今まで放置されていたのであれば誰も見ていないということで困る人も居ないのでしょうが、かなり不自然な画像になるので、中の人が読んでいたら治しておいてちょ。
ついでですが、アグリサイエンスバレーの計画地はこの欠落している部分に含まれます。嵩上げすると他の浸水深が深くなるという話があるようですが、影響は多く見積もっても5センチ以下です。予想していたよりは大きな数字でしたが、これで反対してしまっては全ての開発ができなくなってしまうのではないかな。圏央道そのものの影響は、はるかに大きいですし)
(浸水範囲 40km2、浸水深さ3m、計画地62haをすべて3m嵩上げするとして計算)