茨城県内で甲状腺検査の助成などをしている自治体の一覧

この一週間ほど、毎日のように記事をあげています。
選挙があるので、それに合わせて爆弾のような記事を書くための準備だと期待（？）されている読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら、そんなものはありません。
たまたま、気持ちが向いたため書いているだけです。あしからず、ご了承ください。


茨城県内の自治体による被ばく健康調査の助成

毎日新聞が、選挙に絡んで、県内で甲状腺検査などの支援をしている自治体名を書いていました。記事中にはない自治体名を補足してみました。

’１４県議選:被ばく健康調査助成　市町村格差に不満　ゼロから全額まで　／茨城 - 毎日新聞

県によると、県内市町村では１０月現在、甲状腺超音波検査は東海村や高萩市、北茨城市など４市町村が無料とし、かすみがうら市や龍ケ崎市、常総市など５市が１回３０００〜５０００円を助成する。また、ホールボディーカウンター検査は牛久市と大子町が無料。つくば市など３市が１回３０００〜５０００円を助成する。

「４市町村」と書くのなら、具体的な自治体名を書いても文字数は同じだろうに。
（同じ市町村名が２回、出てこないように、わざと４市町村という書き方をしているみたいです。そういう書き方の規則があるのでしょう）


甲状腺検査
無料　東海村、高萩市、北茨城市、大子町
助成　かすみがうら市、龍ケ崎市、常総市、つくば市、牛久市


ホールボディーカウンター（内部被ばく検査）
無料　牛久市　大子町
助成　つくば市、かすみがうら市、龍ケ崎市


自治体の該当ページへのリンク（最新のデータかどうかは、厳密には探していませんので、使われる方は、ご自分でもサイト内検索をされるなどしてください)
東海村甲状腺超音波検診の実施状況について

甲状腺超音波検査の実施状況について（2014年4月21日掲載）｜高萩市公式ホームページ

北茨城市 - 甲状腺超音波検査について

トップページ | 大子町公式ホームページ
　大子町は、ウェブサイトには情報を載せていないようです（見つかりませんでした）
保健衛生 - 茨城県 かすみがうら市
　ページの一番下の方。結果については公開していない？
放射性物質による健康影響検査費助成事業延長のお知らせ | 龍ケ崎市公式ホームページ

常総市ホームページ - 案内

常総市ホームページ - 結果

つくば市 | 放射性物質による健康影響検査受診費助成のお知らせ

甲状腺超音波検査のお知らせ | 牛久市公式ホームページ

ホールボディカウンタ検査の実施について | 牛久市公式ホームページ


関東子ども健康調査支援基金の甲状腺調査結果

11月初めの NHK のニュースで流れていましたので、自分用の記録として、ここに置いておきます。特に意見などはありません。
NHK のサイトからは消えてしまったので、引用しているブログから

被ばく影響 - 保健福祉の現場から

検査は茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木の５つの県で行われ、ことし９月までに検査を受けた１８歳以下の子どもたち１８１８人の結果がまとまりました。それによりますと「正常」と診断された子どもが６７２人、「小さなしこりやのう胞と呼ばれる液体がたまった部分があるものの、特に心配はなく経過を観察」とされた子どもが１１３９人、「一定以上の大きさのしこりなどがあり、さらに詳しい検査が必要」とされた子どもが７人でした。
子どもの甲状腺 今後も検査を - YouTube


上記の記事から数字を表にし、割合を計算したもの

判定 A1 A2 B C
人 672 1139 7 0
％ 37 63 0.4 0

総受診者数　1818人
（判定基準が福島県での調査と同じかどうかは調べていませんが、おそらく同じでしょう。他の自治体等の調査結果の数字と解離するような数字ではないようです。）



調査をした団体のサイト。
現時点では、調査結果の報告などは上げてはいないようです。
ここで出しているパンフレットは甲状腺調査について参考になると思います。
http://www.kantokodomo.info/pdf/pamphlet.pdf

甲状腺検査 茨城 千葉 | 関東子ども健康調査支援基金

２０１３年度受診者数　662名
２０１４年度受診者（7月13日現在）939名
受診者総数　1601名


当サイトの関連記事（別団体）
2014-11-01 生活クラブ連合会の甲状腺調査（２年間の変化）




追記　2015年2月22日　千葉県で甲状腺調査に助成している自治体
下記の記事によると、松戸市と柏市だけのようです。

東京新聞:子どもの甲状腺検査費用　柏市が半額助成へ:千葉(TOKYO Web)

柏市は二十日、子どもの甲状腺エコー検査の一部費用を助成する方針を決めた。東京電力福島第一原発事故の発生当時、十八歳以下だった市民三百人分の約三百万円を二〇一五年度の当初予算に計上する。（略）
エコー検査の助成は、県内では松戸市が昨年から実施している。