議員福利厚生費(要綱に沿っているの?)

議員福利厚生費については前2つの記事でも取り上げています。この記事では要綱と付け合わせてみました。


−−−− 注意書き −−−−
常総市のウェブサイトに「平成25年度分より,元気のみなもと補助金は公募補助金に限定して運用しています」と書かれています。
議員福利厚生費は公募補助金ではなく基盤補助金に当たるため、元気のみなもと補助金の要綱は該当しないのかもしれません。(常総市の予算書には議員福利厚生費という項目を立てて予算計上しています)
しかし、申請書などでは元気のみなもと補助金としているため、要綱に縛られるとみなして記事を書いています。
−− ここまで、注意書き −−−



議員福利厚生費への補助金は「常総市元気のみなもと補助金」によるものです。
補助金の交付対象は、要綱で決められています。

常総市元気のみなもと補助金交付要綱
(補助事業)
第4条 補助金の交付を受けることができる活動(以下「補助事業」という。)は,原則として市内で実施し,団体の設立目的及び使命に基づく活動であって,次の各号のいずれかに該当するものとする。
(1) 社会貢献のために公益上必要であり,かつ,自主的に実施する活動であって,多くの市民に参加が開かれていること。
(2) 広く市民に還元される活動であること。

第1号に該当するように、「市民が参加できる」、議員さんの主催によるゴルフや釣りの大会などが開かれているのでしょうか?
それとも、第2号に該当するように、議員さん同士が仲良くなることで議会運営がスムーズになり、「市民に還元されている」ということなんでしょうか?


補助金の申請書(平成25年度分)には事業の効果として次のように書かれています。
 1 議員間や他市議会との親睦
 2 議員の健康増進を図り、文化教養を高め議員活動の資質を高める
 3 議員の死亡・障害に対して給付などの補償(団体保険料のこと)


つまり、「議員さん同士が仲良くなる」、「議員さんが健康になったり頭が良くなる」ことで、第2号の市民に還元をしているということですね。
ゴルフや釣りで健康になり、パソコンや文化活動で議員の資質を高める。。。


それって、他人から貰ったお金ですることではないでしょう。



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平成25年度 基盤補助金 交付決定額・申請書について



それに、議員さん同士の親睦が高まることは、慣れ合いが発生したり、議会の緊張感が薄くなる、非公開の場で物事が決まりやすくなるなど、市民にとって良いことだけでは有りません。。


仮に、他の自治体の議員さん等との交流に限り認めるとしても、他の団体と同じように、何人が、何円で、何のイベントに参加するのかを明記し、その分の補助金だけを申請すれば良いはずです。


納得できませんねぇ。