職員福利厚生費 (年末年始手当てや災害保険も税金)

職員の福利厚生費については前の記事で取り上げましたが、市議会議員の問題のおまけのように書いていたので、あまり資料を探していませんでした。
あらためて職員福利厚生費の申請書などを読んだところ、補助金から支出しているのは定期団体保険だけではありませんでした。


平成25年度分を見ると、申請したのは約145万円、決定額は約139万円です。団体保険料は約123万円ですから約16万円の差があります。
これが何に当たるのか、申請書に記載していません。(もしくはウェブサイトから漏れている)


ホーム » 市民協働のまちづくり » 補助金交付について
平成25年度 基盤補助金 交付決定額・申請書について
平成25年度 補助金申請書


申請決定額




そこで、前年の平成24年度の申請書、実績報告書を見てみると、その答えが書いてありました。


全国都市職員災害共済会 160,800円(1人300円。動産のみ)


年末年始日直者手当 64,800円(1回 2700円、6日間、1日4人)
(通常の日直手当ての他に年末年始の手当てがでるようです)


団体定期保険 約124万円





災害共済というのは、以下のサイトで説明しているものだと思います。どう見ても職員の個人資産への保険で、保険金も職員に支払われる保険ですよね。
なんで、市民の税金で?
火災共済事業の概要|火災共済事業|全国都市職員災害共済会


年末年始の手当ても、人件費から支払うべきものでは?
法令上、人件費にできないけれど、手当が必要なくらい大変な業務だというのであれば、職員からカンパを集めればいいんですよ。
なんで、市民の税金で?
所得税などの税金も、どうなっているのでしょう? 雑所得として無税の所得になっているのでは?



ちなみに、平成23年度の申請書には、野球などの球技大会の参加負担金として5万円を申請しています。しかも自己負担分はありません。
決定額をみると減額されていますし、実績報告書にも記載はないので、申請を取り下げたか、認められなかったようですが、申請した事自体、おかしくないですかね。


前の記事にも引用した補助金等検討委員会の指摘の内容がよく分からなかったのですが、これで理解できました。
補助金等検討委員会 提言書・答申書

平成23年度元気のみなもと補助金審査結果一覧表 H22.12.17



参考
平成26年度 常総市予算


共済組合の負担金や、公務災害の保険は、別途、予算化されています。