常総市の予算

常総市の平成26年度予算については、数日前にも取り上げましたが、広報じょうそう4月号に主な事業を載せていましたので、改めて眺めて、感じたことをつらつら書いてみました。
http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/00242.html 一般会計の主な事業



市のウェブサイトを作り直すのでしょうか。現状のサイトも、それほど年月は経っていないと思いますが、何か不都合でもあるのでしょうか。(議会録画の保存用?)
市民の声の共有システムとは、どんなものなのでしょう? 庁舎が別れているからシステム化しないと共有しにくいということでしょうか。



議会のネット中継と、賛否の電気投票化ということでしょうか。
他の自治体のネット中継(録画)を見ると、カメラの操作(切り替え)が必要になるため人件費も増えてしまうだろうと思います。
そういった経費を考えなければネット中継はやったほうがいいのでしょうが、多分、ほとんど試聴されないでしょう。
守谷市議会がネット中継を始めた頃、議員さんが「視聴者数が非常に少ない」とツイッターでなげいていました。
議会の活性化にはつながらないでしょう。どちらかというと、支持者に見せるための議員のスタンドプレーが増えることの弊害のほうが心配です。
議会の活性化(正常化)のためには、市民による情報提供や監視の充実のほうが重要だと思います。他の市町村には行政について取り上げている個人ブログがそこそこ有るようですが、常総市は少ないと感じてます。特に掲示板(2ちゃんねるみたいなもの)で全くと言っていいほど選挙や市政の話が出てこないのが絶望的。
市長選の時、まちBBS で選挙に関わる書き込みに対して、そういう話は辞めろみたいなレスがついてましたからね。facebook やリアルでは話されているのでしょうがが、閉鎖的なところだけでは、駄目かと。




消費税率のアップにともない、低所得者や子どもの居る家庭に支給する事業です。
知らない人が多いと言われている給付金ですね。私も低所得者への給付については知りませんでした。受給条件がわかりにくいようですので、該当しそうな人は、注意しておいたほうがいいでしょうね。最終的には自分から申請しないともらえません。
東京新聞:<くらしが変わる 消費税8%>臨時福祉給付金 低所得者も対象外の恐れ:暮らし(TOKYO Web)
ほっとメール@ひたち : 「臨時福祉給付金」と「子育て世帯臨時特例給付金」について
常総市ホームページ - 健やかに ひとを育み みどり豊かな まちづくり

子育て一時金 いつ支給?:茨城新聞ニュース
1日からの増税と同時に一時金支給も始まっている、と思い込んでの問い合わせが少なくないという。各市町村は申請手続きの準備を目下進めており、対象者への申請書発送は早くても6月以降になる見込みだ。




不妊治療の補助金です。

http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/00014.html
子どもが欲しくても恵まれず、保険適用外の体外受精および顕微鏡受精を受ける方々へ、市の独自の施策として、1回の治療あたり50,000円を助成します。
1年間で3回まで(初年度は2回まで)、通算10回まで助成します。

茨城県としても実施しているようです(26年度はまだ未定?)。
不妊でお悩みの方へ




太陽光発電の補助に1400万円ですか。
数年前にも書いたと思いますが、この補助金を受けられる人っていうのは、日当たりの良い一軒家を持ち、数十年(20年以上)は安定した生活を見込める人なんですよね。今となっては勝ち組の人達ですよ。
そういう人に税金で支援する必要があるとは、とても思えません。
メガソーラー発電だって、ブローカーが暗躍し、金持ちの金儲けの手段に成り下がっている。その原資は一般人の電気代。一般人から吸い上げたお金を、メガソーラーを設置できるだけの資金力の有るお金持ちに移転するための事業になってしまった。
まぁ、ソフトバンク孫正義さんは、たいしたひとなのだなということです。




あすなろの里の再生案をコンサルタントに委託する事業ですね。
遠藤章江議員がブログで取り上げていたものです。内部だけでは変革できないから、外部に頼むというのはありうるでしょうが、委託先のコンサルタントは外部からの意見を言ってくれるんでしょうかね。




土曜日の補習教室。年間40回とすると、一回あたり9万円ですか。人数や箇所数は知りませんが、それで学力アップにつながるのなら、お金の面では十分に価値がありそうですね。

常総市ホームページ - 市長あいさつ 5月
(2) 退職した教員3名が指導員として週に4日実施

① 平日は火・水・木の3日間。午後4時から8時に水海道小学校の空き教室で実施
② 土曜日は午前9時から午後1時に市立図書館の2階(視聴覚室)で実施(略)
 当初定員80名を予定していましたが、問い合わせが多く、市内広範囲から114名が登録されました。



これは一般会計の予算書からの画像です。

37ページ 議員の福利厚生費22万8千円です。
事業評価では、ずっと廃止を求められていますし、市民の理解も得られないと思うのですが、今年度も続けるのですね。誰が望んでいるのでしょう。そもそも何に使っているお金なの?



41ページ 脱原発をめざす首長会議に3万円の支出です。
これって市の一般会計から出すんですね。金銭的な負担は市長のポケットマネーだと思ってました。
議事録をみると、市長だけの判断で首長会議に加入したようです。(2013.06.12:常総市:平成25年第3回定例会(第4号)本文 発言番号18 から)
また、常総市議会では、東海第二原発廃炉を求める意見書は採決しているものの、国の原発政策については意見の集約をしていないはず。
予算を可決した議会は、この支出を認めたことになりますが、常総市の市民に何かメリットはあるのでしょうか。
市長にとっては、議会に理解してもらえて良かったことだろうとは思います。

呼びかけ文・規約 | 脱原発をめざす首長会議
(会員)
第5条 当会の会員は、当会の目的に賛同して入会した基礎自治体の長(元職も含む)とする。
(1) 会員は第1条の目的を同じくする首長及び元首長。
(2) 会費は総会で決める。初年度は3万円とする


県内市町村、7割が増額予算 14年度当初、耐震化など防災強化:茨城新聞ニュース