都知事選挙を見ていて
思ったことを、つらつらと。
鳥越氏の選挙戦には、常総市長選挙での出来事との共通点がいくつかありましたね。
・討論会に出席しない(有権者の望みと、自分の筋を通すことがぶつかった時、自分の筋を優先しちゃう?)
・ダブルスコアで負けてしまう(選挙妨害とか応援が無かったとかで説明できるような票差ではないよね)
・敗戦の弁として、「力不足でした」と言っている(自他の現状認識ができていなかった)
そして、都知事選挙が終わって、鳥越氏の支持者などへの批判的なツイートがいくつも流れています。
常総市長選挙においても、おんなじことが言えそうなので、いくつか転記しておきます。
出馬した候補者は色々なリスクを背負って立候補したのですから立派なことだと思いますし、投票した人もそれぞれのお考えのうえでの行為ですから個人を批判する気は有りません。
でも、選挙に負けたことで、 “市民”を批難(誹謗)し始めてしまう“市民派”(リベラル、反体制派)っていうのが理解できないんですよ。
それと、自民党に近い候補者を落選させるために、自分から身を引いた宇都宮氏のことを、どんなふうに評価しているんでしょうね。
以下、都知事選挙に関するツイートです。もっと、いっぱいあったけど、書いている途中で消えてしまったので、一部のみ。
どうぞ皆さん鳥越候補に一票を!と呼び掛けていた人が、結果が思い通りでないと知るや否や、都民はバカだの、日本人は民度が低いだの、手の平返して有権者一般を侮蔑するとは!そんな独善性が透けて見えるから、欧米の例に反して日本では、「市民運動」に担がれた候補者はいつも多数派工作に失敗する。
— 堀 茂樹 (@hori_shigeki) 2016年7月31日
選挙で負けたら、もしかしたら自分らの主張が間違っているのではないか、主張は正しくてもアピール方法が間違っていたのではないかと、少しは謙虚に省みて当然だろう。それが民衆と共に考えるという事だ。随いて来ない国民・都民を愚民視するなどもってのほか。本来、左翼にあるまじき特権意識である。
— 堀 茂樹 (@hori_shigeki) 2016年7月31日
勝ちに不思議の勝ちはあり、負けに不思議の負けはなしというので、「勝因」の検分より敗因の検分をしたほうが、敗北陣営的にはプラスになるとは思うんだ。
— 加藤AZUKI【人体模型に近づくな!】 (@azukiglg) 2016年7月31日
「有権者がバカだった。自分は正しかった。バカには正しさが理解されなかった」なんて論外だ。
左翼はまず「小池に投票した人たちも市民だ」という認識を持つところから始めないといかんのかもなあ https://t.co/KVYdfFhX8s
— きく☆まこ。 (@kikumaco) 2016年7月31日
.@shiikazuo 小池さんに投票した人達こそ「市民」の「多数派」で「民意」ですので、そこのところはお間違いのない様に。 https://t.co/zUuiyhZIdq
— ひまわり (@powerpc970) 2016年7月31日
今回、鳥越さんは、政策のブレーンとして、飯田哲也・金子勝・山口二郎さんを起用したそうです。
これらの方々は、ご自分の専門の領域で主流派(多数派)とは言いがたい方々です。そのような人にアドバイスをもらっても、多数の有権者に共感してもらえるわけがないじゃないですか。
後半では、「反安倍」的なことを言っていました。でも、内閣支持率は4割とか5割あるわけで、有権者の約半数を敵に回して勝てるわけ無いじゃん。
東京都知事選挙には、泡沫候補(インディーズ候補)という「自分の言いたいことを言うために立候補する」人が出馬しますが、メンタリティはおんなじだったみたいですね。(立候補を決めた時は違ったのかもしれませんが)
ちなみに、今回の政見放送で面白かったのは、この人たちでした。いいものを見た。
にこやか〜
https://www.youtube.com/watch?v=-B_Ve7NUcug NHKの政見放送で【NHKをぶっ壊す!】 東京都知事候補 立花孝志
最初の一分位は、飛ばして見ることを推奨
https://www.youtube.com/watch?v=94_K5-wyNM8 【政見放送】2016東京都知事選挙 後藤輝樹 民放
追記 2016/08/13
鳥越俊太郎さんのインタビュー記事が話題になっていたので記録しておきます。
何が問題なのかわからない人もいるかもしれませんが記事のコメント欄なども読んでみてください。
私が受け入れがたいのは、介護離職や保育児童などの大きな問題について、立候補して視察するまで知らなかったらしいことです。ジャーナリストという肩書なのに?
市民派(反体制派)というだけで、「すばらしい人」と評価してしまう市民派は負け続けると思う。
「ペンの力って今、ダメじゃん。だから選挙で訴えた」鳥越俊太郎氏、惨敗の都知事選を振り返る【独占インタビュー】
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