してはいけない選挙運動・寄附行為

夏のような日差しですね。夏のお祭りを意識する季節になりました。


去年のことですが、お祭りへの寄付者のリストを見る機会があり、しげしげと眺めていたら市議会議員の名前が堂々と載っていました。
店の名前も併記していましたが、個人名が先でしたから、寄付を受け取った人(祭りの役員?)は議員の寄付と認識していたのでしょう。


常総市のウェブサイトを読む限り、市議会議員が祭りに寄付をしたら、公職選挙法違反になるはずなんですが。(多分、受け取った方も)

政治家の寄附の禁止は,親族以外に対して行われた場合に適用になります。ここでいう親族とは血族6親等,姻族3親等をいい,俗にいう親戚とは異なります。
(略)
政治家は,祭りの寄附をすることはできません。また,有権者も祭りの寄附を求めることはできません。
してはいけない選挙運動・寄附行為/常総市ホームページ


私でも見れた書類ですから、偉い人(警察とか選挙管理委員会とか)も知っていると思うんですが、気が付かなかったんでしょうかね。


ま、常総市選挙管理委員会は、政治家名の入った違法な看板を長年放置していたり、政務活動費を自分の後援会に支出(寄付行為)していたのを見逃してましたからね。あんまり波風を立てたくないんでしょう。
良くないと思いますよ。
市民側としては、「求めない」「受け取らない」を基本に対応するしかないですね。自分たちが犯罪者になってしまいますよ。



選挙といえば、7月10日に市長選挙が行われますね。遠藤ふみえ市議が、高杉市長の災害対応を問題視して立候補するようです。市長の対応には問題が有ったのかもしれません。とはいえ、議員のこの辺りのブログを読むと、遠藤議員が市長だったら、もっと酷いことになっていた気がします。もっとも私は議員には否定的な感情を持っていますから(過去の記事参照 )投票用紙に名前を書く気は全くありませんし、偏見があることは認めます。でも、常総市は前の市長の時に東日本大震災、今の市長の時に関東・東北豪雨という災害を受けいるのですから、次の市長の時にも何かは起きるという前提で考えるべきでしょう。そうなると、災害を首長として経験した現職市長のほうが、まだましに思えますが、どうですかね。
念の為に書いておきますが、高杉市長については私は危機管理が全くできない首長だろうと以前に書いていますし、その気持ちは変わりません。投票先の選択方法については何度か書いていますが、今回は本当に「最悪ではない方」を選ぶだけの選挙になってしまいそうです。

喜八ログ: 『国家の自縛』
佐藤氏によると「ロシア人の政治に関する感覚、選挙に関する感覚は日本人と違う」。ロシアでは「候補者っていうのは自分たちと関係ないところから二人か三人降ってくる」。そして候補者たちは「悪い奴と、うんと悪い奴と、とんでもない奴」であり「その三人の中で悪い奴を選ぶっていうのが選挙」だというのです。

常総市長選挙のお知らせ/常総市ホームページ
常総市長選挙のお知らせ
 任期満了に伴う、常総市長選挙が7月3日(日曜日)告示、10日(日曜日)投票で行われる予定です。(略)
立候補予定者説明会
日時 平成28年6月10日(金曜日)午前9時30分から