常総市議会 一般質問は3月2日(月曜日)から

常総市議会の2月定例会議が2月25日から開かれています。
一般質問は3月2日(月曜日)からです。
会議日程と審議結果/常総市ホームページ

議会のインターネット中継は、こちらから閲覧できます。録画は「会議の日から概ね4日(土、日、祝日を除く)で配信」だそうです。
常総市議会インターネット議会中継



4月(12日 or 26日)に市議会選挙があるため、市議さんにとっては最後の議会となり、選挙も意識しつつの議会になるのでしょう。


予算を決める議会ですが、直接、言及している一般質問は無いようです。
多分、議員全員協議会(法的裏付けのない非公開の集まり)か、最終日の質疑でやりとりをするのだと思います。。

'15市町村予算:常総市 4.4%増、過去最高の237億円 毎日新聞
常総市が15年度予算案に小中屋体の落下対策費5・8億 | 日本工業経済新聞社



一般質問通告書を読んでみましたが、個人的に特別、興味を引くものはありませんでした。
常総インターチェンジについては複数の議員さんが質問されます。



請願では、議員定数削減の請願が出されるそうです。
議員定数削減の請願書を提出・・・紹介議員に - 常総ルネサンスへの道

議員定数削/3月9日議運で協議 - 常総ルネサンスへの道

議員定数の削減については以前にも書いたと思いますが、反対はしないものの、賛成もしていません。
常総市の選挙結果をみると、概ね950票が当落の境目のようです。(平成19年、23年の選挙結果より
定員が減ると、当落の境目は 50〜100票、増えそうです。候補者にとって決して少ない数ではないでしょう。
組織や地盤のない候補者(市民派の方など)に厳しい選挙となり、当選者は現職の再選ばかりとういことにもなりかねません。(もちろん引退する議員さんもいらっしゃるでしょうが、地盤や組織を引き継ぐ候補者が優位になりそう)


定数削減をすることで、多様性の無い、硬直した議会に近づく危惧を持っています。
不愉快な議員がいるからといって定数を削減してしまうと、そういう議員さんが、さらに強い立場になってしまいそうに思うのですよねぇ。


委員会においても、議員が減ると1人の議員が複数の委員会に所属するわけで、ここにも弊害がでかねません。
上記の請願書では、賛同していたけれど議会運営委員会に所属していたため紹介議員になれなかった議員さんが2人いたそうです。
議員が減ると、そういう理由で請願を出せないという事態が起きる可能性が高まります。
選挙に立候補する人が居なくて、無投票や欠員が続くようであれば、定数削減の必要性もありますが、常総市では今のところ、そのような事態には至っていません。


いっその事、定数を500人(市内有権者の1%)にしてしまえば、誰でも議員になれて良いと思うんです。 「議会は市民の声を聞け」と言いつつ、定数削減を求めるのは矛盾しているのでは?


次の市議会選挙では、前回、高杉徹氏に投票していた有権者の投票先が気になります。
単純に考えると、高杉氏の票と遠藤章江議員の票を足すと4000票ほどになります。うまく票を分ければ、今の議会を良しとしない議員さんを3人〜4人、当選させられる票数ですが、定数削減をしてしまうと、(組織や地盤がないので)次の選挙での再選は厳しくなりそうに感じます。


税金の有効活用ということなら、常総市の職員(議会事務局)の仕事の範囲を見なおして、業務を効率的に行うようにして貰うほうが適切ではないかなと。

レストランのメニュー 市民オンブズマンつくばみらい改め 劣化と失調/ウェブリブログ

今、常総市議会から頂いた資料を見ると、常総市議会ではこの昼食代や茶菓子代を、常任委員会毎に議会事務局が管理してあげているようだ。  費用弁償が1日2千円、昼食代が600円茶菓子代が210円であったり170円であったり、1回の定例会で費用弁償が7日分×出席議員数ー昼食代+菓子代=差引残金が○○円という数字などが見える

視察研修の手土産 市民オンブズマンつくばみらい改め 劣化と失調/ウェブリブログ

委員会で行う懇親会や、市職員と一緒に行うらしい忘年会の収支、慶弔の支出なども職員が面倒見てあげているらしいことに大いに違和感を持つ。 議会事務局の職員が通帳管理をやっていて、三委員会につき3人の職員が印鑑を使用してお金の出し入れをしている(らしい)事が、直ちに違法であるとかは議論のあるところだろうけど、視察の日程、宿泊の手配、出発日のお迎えタクシーや列車・飛行機の手配、バス代や現地出費の管理迄、随行した議会事務局職員が乳母日傘で担当するのは如何なものだろうか?(略)
選ばれた議員に調査や研究でその実力を存分に発揮して貰う為、事務局職員が雑務を引き受けて議員の負担を軽くしている、と考えれば辻褄は合うが、前例を只踏襲しているだけで期末には懇親会、年末には忘年会、永年勤続表彰などがあれば寿司割烹で祝賀会、遠方への観光旅行とスケジュールをこなしているだけにも見える。 各地の政務活動費の問題では多くの県市議会事務局が全く機能せず、詐欺と言うしかないような呆れる支出を何らチエックしていなかった。

常総市とは全く関係ありませんが、岐阜県山県市で定数削減や自主解散の要望が出されるようなので、リンクしておきます。(市議さんのブログです)
自治会連合会」とは何かと思いましたら、町内会の連合会のようですね。そこが、市議会に自主解散や定数削減を求めたそうです。町内会が政治的運動をしてもいいんですかね? 
地域のしがらみで、不本意でも賛同(署名?)してしまう人も沢山、いそうですが。
◆とんでもない話/市自治会連合会が「議会は3月に自主解散を」「定数削減を」と要望・準備中(議長の弁) - てらまち・ねっと

◆新しい風ニュース/自治会連合会から「解散」「定数減」の要望書が/次号は監査請求しよう、の特集に - てらまち・ねっと

◆全文/市自治会連合会の議会自主解散要望書/補助金などの返還の住民監査請求します - てらまち・ねっと



追記

◆「議会自主解散」要望という政治的表明をした「市自治会連合会」/補助金返還の住民監査請求運動を開始 - てらまち・ねっと

今回は、ブログタイトルの通り、「市自治会連合会」が「議会は自主解散を」「定数削減を」の旨の要望書を出して、政治的表明、行動をした。
 一般論として市の補助団体が政治的活動・表明を行うことは許されず、個別論として「自治会」という団体の特質からすればなおさら政治的表明、行動は許されない。
 だから、今回のニュースは市自治会連合会への補助金返還などの住民監査請求運動を始めます、というテーマ。

 なお、今回の議会の一般質問でも、「首長選挙で各種団体が現職候補を推薦問題」に関して通告済み


筑西市議会では、定数削減案を否決したそうです。事情は全く知りませんが、選挙の一ヶ月前に定数を変更するというのは、政治的な意図を考えざるを得ませんよ。