常総市の教育施設などのアスベスト

この話、どうなったのかと気にしていたのですが、いきなり NHK報道されました。(9日に常総市が発表したようです)
他の報道機関でも取り上げるかどうかわからないので、ブログ記事にしておきます。
なお、常総市のウェブサイトには現時点で未掲載です。(10日に常総市のウェブサイトに記載されました)

常総 6施設からアスベスト - NHK茨城県のニュース

石下小学校、豊田小学校、玉小学校、児童センター、保健センター、岡田文化センターの6つの施設の天井や外壁から国の基準を超えるアスベストが検出されたということです。
常総市によりますと、いずれの施設も空気中への飛散はなく、健康への影響はない

【茨城新聞】常総市施設の石綿 基準値未満「安全」

市によると、1988年以前に建てた施設のうち、小学校の外壁など6施設10カ所でアスベストが使われていたが

アスベスト:6施設10カ所で基準値超の石綿 常総市・小学校など /茨城 - 毎日新聞

常総市 アスベスト調査結果について

平成26年10月10日掲載
調査の結果,全ての施設において飛散の状況は無く安全性は確認できましたが,アスベストの含有が確認された箇所については,利用者等の安全を最優先に考えて,直ちに除去等の措置を行うものとします。

図書館については、使用面積も、どんな建材のどんなアスベストだったのかも未公表なのに、この6施設については公表しました。違いの理由が、わかりません。


常総市のウェブサイトにある PDF ファイルを見ると、天井のアスベストは「直ちに除去等の措置を実施する」とあります。
除去工事によってアスベストが飛散し、住民や利用者を被曝させた事例もあるようです。
安全を第一に考えるなら、当面は放置して、学校等の休みの期間に工事をしたほうが良さそうに思うのですけど、そのあたり、どういう判断の結果なのでしょう。


8月末の読売新聞によれば、8月28、29日に小中学校の検査を行っているので、小中学校については9月の始めには結果は出ていたと思われます。
図書館よりも学校に居る時間のほうがはるかに多いはずですが、夏休み後も普通に施設を使っていたのでしょうか。
普通に施設を使っていたのなら、直ちに工事を始める理由がわからないですし、直ちに工事が必要な状態なら夏休み後の1ヶ月間は何をしていたんでしょう?
即日、閉館した図書館とは対応が大違いです。少なくとも図書館への対応は間違っていたということなのでしょう。



当ブログの過去記事
2014-07-22 図書館のアスベスト。休館にする必要は有ったの?



追記
図書館のアスベストについては、10月16日に、やっと除去工事の入札を行うようです。
ということは7月に休館して以降、(工事用の調査以外は)ただ単に休館にしていたということですね。
指名競争入札用設計図書

追記
図書館の空調・アスベスト除去工事の入札が行われました。
予定価格の事前公表で、落札率 99.55%の5980万円でした。
http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/documents/13795.pdf