議員福利厚生費(保険への加入は任意です)

議員福利厚生費についての続きです。


議員の団体保険について、議員は全員、加入しなくてはならないから税金で払っていると考える人もいるかもしれません。
でも、加入は任意ですし、参加していない議会もあります。


例えば国立市は、事務事業マネジメントシートで平成19年度に廃止したと書いています。(出典元へのリンクは不明になってしまいました)


他に、西宮市の平成22年2月5日開催 議会改革特別委員会について(協議の概要)では、全国市議会議長会に問い合わせて、かならずしも全員が加入しなくても良いとの回答をもらっていますし、今後の扱いについて協議するとしています。


また、2007年に市議会議員になられた東京都青梅市の、ひだのりこ(飛弾紀子)さんは申し込みしなかったと書いておられます。

議員特権を無くそう

市が議員に掛ける生命保険 〜これもまた議員特権の一つ
4月23日に当選証書を受け取り、議員としてのいろいろな手続きが始まりました。そのなかに「団体定期保険」の加入申込書がありました。中身を見ると生命保険です。どうして市が議員1人1人に生命保険をかけてくれるのかしら?
1人10口で、掛け金は14,440円。議員は28人ですから、総額403,200円/年の税金を使うわけです。

議員は「非常勤特別職」という身分です。市に「ほかの職員や非常勤特別職の人たちにもこういう生命保険をかけているのですか?」と聞いてみました。答えは次のとおり。

1、平成17年度まで一般職員にも団体生命保険をかけていた。厚生事業の一つとしてである。しかし公務に際しての災害補償制度があるので、もう一つ掛けている必要はないと考え、廃止した。17年度は1,485人の常勤職員がいて一年に総額623万円かかっていた。
2、消防団員には「消防団員福祉共済制度」の保険を年額1人3,000円掛けている。それ以外の非常勤特別職には生命保険は掛けていない。

紀子の一言→消防団員は危険の大きい仕事だから納得もいきますが、議員に生命保険を掛けるのは特別待遇ではないでしょうか?
わたしは申し込みをしないことにします。


※参考として、東京都内で団体定期保険を掛けている自治体を載せます。

区では掛けないところが多いようですね。墨田区の20口というのは全国的に見ても突出していますが。

八王子市(議員1人あたり3口)・三鷹市(5口)・府中市(10口)・昭島市(1口)・調布市(5口)・町田市(1口)・小金井市(5口)・小平市(1口)・日野市(2口)・東村山市(5口)・国立市(10口)・福生市(10口)・稲城市(2口)・あきる野市(10口)・墨田区(20口)・品川区(10口)

※10口で死亡の際に100万円が支払われます。

常総市では、平成25年度に、その時点での全員に当たる20名の議員が加入されています。
議員さんは自分でも申込書を書いていると思うのですが、疑問を感じたかたは居なかったのでしょうか。