亀岡市議会の一般質問通告書は詳細 他

たまたま、地方議会を取り上げている下記の記事を見かけました。丁度、常総市議会も開会中なので取り上げておきます。

あなたのまちの「トンデモ議員」を炙り出せ!地方議会の9月定例会を、楽しく有意義に傍聴する法|相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記|ダイヤモンド・オンライン

京都府亀岡市議会を取材した時のことだ。市役所ロビーの情報コーナーに市議会の資料が用意されていた。

持ち帰り自由だったので、何気なく一部を手にとってみて驚いた。それは近々始まる9月定例会の一般質問の予定表だった。質問議員の日時と質問事項、さらには質問要旨などが事細かに掲載されていた。一般質問する議員は23人に上り、資料は35頁もの小冊子となっていた。各議員が事前に提出した一般質問通告書を取りまとめたものだった。


亀岡市議会の一般質問通告書などは、以下から読めます。
常総市議会の通告書と同じ体裁ですが、質問の内容が事細かに書いてあります。確かに議員の考えていることが読んだだけでわかりますね。
常総市議会でも議員が通告書を細かく書くだけで実現できそうですね。
通告書を、議員と市民をつなぐメディアと考えて、議員は有効に使ったらどうでしょう。効果はあまりないかもしもませんが、常総市議会のウェブ上にずっと残るのですから価値は高いのでは。
亀岡市/一般質問通告書


亀岡市議会のサイトを見ていたら、「文書質問」という制度があるのですね。あまり活用されていないようですし、常総市議会のように通年議会の場合には不要なのかもしれませんが、良い仕組みですね。
亀岡市/文書質問


なお、常総市議会の通告書などは、こちらです。ホーム » 市議会 » 審議状況



ネットの怖さですね。

上記とは、全く関連はありません。たまたま先ほど見かけたので。


過激になる前の内海聡氏とネット上で交友の有った人の facebook です。
悩みがちな普通のお医者さんだったのにネットで少し変わったことを言ったら、共鳴する読者が現れ、徐々にその方向に引きずられ、いつの間にか医療に不信感を持つ人のサークルになり、批判者を除外するようになったのだそうです。
はてなブックマーク - Hideaki Takata - 内海先生の件。... | Facebook


上の記事を読んでから、以下の二つのサイトを見ると、ちょっと悲しい気持ちになりますね。
2007年5月のウェブ記事です
今月の先生 牛久東洋医学クリニック -漢方ナビ

2013年7月の facebook です。
内海 聡 - 本日ただ今をもちまして、牛久東洋医学クリニックは閉院いたします。皆さまありがとうございました。


ネット上で反原発市民運動などの活動を見ていると、ほとんど同じ経過をたどっていそうな人がいますよね。(わかっていて、わざと賛美するコメントを残していく人に乗せられてたり)

兆候を見分けるには、批判的な意見も許容しようとしているかどうかでしょう。批判を無視(ブロック)しているようなら、距離をおいたほうが無難なのかなと。


地下鉄8号線 検討調査委員会の初会合が行われた

乗客数は見込めないから、他の理由付けが必要なんでしょうね。なにか、あるのかな。

【茨城新聞】有楽町線延伸、需要探る 野田-下妻35キロ区間

地下鉄8号線(有楽町線)の県内延伸の実現性について調査する東京直結鉄道茨城県西南部延伸整備検討調査委員会の初会合が1日、東京都港区虎ノ門一般財団法人運輸政策研究機構で開かれた。2015年度までに路線整備着工の見込まれる千葉県野田市から、さらに以北の坂東市-八千代町-常総市-下妻市までの約35キロ区間について、建設計画や輸送需要の予測などを検討し、12月末までに報告書をまとめる方針だ。

追記

名古屋市オンブズマンの議員通信簿

たまたま見かけた、かながわ市民オンブズマンさんの広報誌から引用します。
議員の一般質問の内容で、市民の期待に沿わないような質問をパターン分けした名古屋市オンブズマンの例を紹介しています。
引用文のうしろには、奈良県生駒市の山下真市長の意見があるのですが、7割程度がこのような質問だそうです。
常総市議会でも、見かけますね。

広報誌:第112号

全国市民オンブズマン京都大会に参加して
この議員通信簿を再編活用し議会の活性化を図っている、名古屋市オンブズマンの議員通信簿の実例を紹介したい。
 ついては、全体報告資料集の「名古屋市議会・議員本会議質問ランキング(32頁)」の3(3)「調査内容についての評価」から以下抜粋、転載させて貰うこととした(35〜36頁)。


「私たちが議員に期待するのは、自治体行政の問題点を鋭くえぐる視点の提示と市民の世論を形成するに足る対策の提示である。そういった観点から、質問のテーマの選定や質問方法がまずいとおもわれるものをパタ−ン化し、A,B,Cで示した。」


A:事前に関連資料を情報公開請求で入手するか、担当部署の職員に確認すれば足りる質問(今、どうなっていますかはA)

【説明】事前調査が不十分な場合に起る。テーマ選定からして勉強不足が明らかになっている。ただ、これと類似するものとして、当局から言質をとることが目的で行う質問もある。議会で答弁させることで、政策変更をさせないために行う、という手法は私たちも否定するものではない。したがって、議会で答弁させることを目的としたことが議事録上明らかなものについては、Aとは評価しなかった。


B:当該議題(制度)の趣旨・意義、国と世論の動向、識者の指摘、市と所属会派の対応と現在までの経過等を解説し、それに質問者の抽象的私見を加え、当局の認識、所感、方針を問う質問

【説明】要するに、質問なのか、応援演説なのかわからないものを示す。首長の政策に賛成の議員がよく行うものだ。しかし、議会の使命が執行部の政策のチェックにある以上、批判できないテ−マを選ぶこと自体、誤りだ。


AB:AとBの混合したもの
【説明】文字通り。これも珍しくないが、中には質問というよりも議員が感想を述べているだけのようなものもある。


C:首長を単に批判するもの(政策批判と評価できるものはCと評価しない)

【説明】首長に対する単なる誹謗中傷といえるものに記した。質問者の意思は市長の資質に係る論点を提示しているつもりであろうが、質問としては生産的でない。最初はおもしろおかしく感じられても、ベタな批判ばかりだと市民の関心も遠のく。残念な質問というほかない。