橋本県知事の焦りなんだろうか

知事選挙の新聞記事などは、こちらにまとめてあります。http://d.hatena.ne.jp/hyakubann/20130826#p1 


明日の日曜日は知事選挙の投票日です。
保守王国と呼ばれる土地柄を考えると、なんの面白みのない選挙になると予想していました。
でも、あまりにも低い投票率によって、番狂わせが起きるかも知れませんね


朝日新聞によると、選挙運動の中盤になってから、今後の支援と引き換えに自民党の県会議員に応援を呼びかけたそうです。あまりにも、あからさまですね。


また、こちらの県議会議員さんのブログで引用している、橋本知事のフェースブックの書き込み(9月5日)を見ると、かなり焦っているようにも読めます。
http://blog.hitachi-net.jp/archives/51454002.html ほっとメール@ひたち : 9月8日は茨城県知事選挙の投票日です!


これは、ひょっとすると凄いことが起きるかもしれませんね。


橋本知事のことは全く支持していませんが、対立候補の政策は理解不能です。
行政側の収入を増やすものは皆無(再生可能エネルギーでは無理なことは、この2年で明らか)なうえ、借金(2兆円)も批判していますから、どうやってお金を用意するのか不明です。それなのに自治体の支出の増える項目(社会保障など)ばかりズラズラと並べる。
個人の損得勘定(感情)に訴えかけているだけにしか見えません。


茨城県の財政力は全国8位と言うけれど、地方交付税を受け取っていて自立できていないのですし、今までの投資があったからこそ8位になれたとも言えるわけで、その財政を使って共産党の福祉政策を実現しようとするのは、他人のフンドシじゃないでしょうかねぇ。
債権の累積額は増えているようですが、年度ごとの債権発行額は減らしつつあります。増えている累積額も国の制度変更による収入をおぎなうための特例的債権発行によるもので通常の県債累積額は減っています。
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/soumu/zaisei/zaiseijoukyou.html 茨城県>総務部財政課>財政状況


わかりやすい表現に乗せられて投票すると危険なのは、「政権交代」とか「構造改革郵政民営化」とか「維新八策」とかの事例を思い起こせば十分でしょう。


それと、常総市長を始め、茨城県の全市町村の首長が橋本知事の立候補を要請したわけですから、過半数を取れなかった自治体の首長さんは肩身の狭い思いをすることになるでしょう。
首長の支援者が、赤っ恥をかかせたことになります。それで、いいの?


選挙というと「信頼のできる候補者に投票しましょう」などど言われます。そのように出来る人はそれで良いと思います。
でも、私の経験した選挙というのは「とんでもなく酷い候補者を落選させるために、問題のある候補者を当選させる」ものでした。「どっちが、イヤか」で選択したほうが簡単ですし、自分でも納得できるんじゃないでしょうか。


ま、色々書きましたが、共産党系の純粋培養のような首長はまっびらゴメンなので、現職の当選を願うしか無いということです。(現実感を持ち合わせている共産党の政治家なら拒否はしないんですけども)
現実的で実務的な脱原発を目指されている(と思う)東海村の村上村長は、橋本知事の応援演説をしたことを忘れないようにしたいですね。


なお、投票しないという選択は、組織力のある共産党系候補者を支援することになります。終わってから後悔しても遅いですよ。
2次元ティッシュを目当てに期日前投票をしてしまった人間が言っても、説得力がないけどね。

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13784847315554 橋本県政あす審判 低投票率懸念 多選の是非焦点:茨城新聞ニュース
5期20年の橋本県政に対し、県民有権者がどのような審判を下すかが最大の焦点。橋本氏と共産系候補による一騎打ちは4度目で、期日前投票が低調なことから著しい低投票率が懸念されている。任期満了に伴う行方市長選、東海村長選と県議選古河・取手・筑西3市区補選(いずれも欠員1)の投開票も同日実施される。

知事選は、日本原子力発電東海第2原発(東海村白方)の再稼働問題への姿勢や地域医療の充実、財政再建など県政の課題を争点に、激しい戦いが繰り広げられている。