東海村長の選挙

なんとなく記事が集まったので、ひとつのブログ記事としました。(今後、追加情報などがあれば、ここに追記すると思います)


一般論ですが、引退する人が“後継者”を明示してしまうと、“後継者”は前任者の意向に反することが出来なくなるため、誠意ある人ほど後継者については言わないものだと思います。
村上村長が一方的に“後継者”と言っていることに疑問を感じていたのですが、(脱原発派ではない)山田氏に対して少しでも釘を差しておきたいという意向なのかもしれませんね。
それに、脱原発派が候補者を擁立してしまうと、全国的な関心の的となり、外部からの働きかけによって、村を二分してしまいかねないという危惧から、村上村長と山田氏のあうんの呼吸によって、推進派も否定派も両方共、取り込めるようなスタンスをとって、騒動を起こさないようにしているのかもしれませんね。


麻生副総理じゃないけど、喧噪(けんそう)のなかでの村長選挙にはなって欲しく無いです。



なお、現職の村長の引退関連のニュースは、こちらの後半にあります。再稼動を期待している地元の商工会は、以前から山田氏を推していたようです。http://d.hatena.ne.jp/hyakubann/20130724#p1


山田修氏の出馬表明の前

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20130730-OYT8T01437.htm 山田 東海村副村長が退任 : 茨城 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130731/CK2013073102000152.html 東京新聞:山田副村長が退任 村長選立候補にらみ 東海村:茨城(TOKYO Web)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13752000184967 東海村長選 あすにも出馬表明:茨城新聞ニュース
(30日の茨城新聞の紙面にも関連記事がありましたが、内容は忘れました )


山田修氏の出馬表明の記者会見(8月1日)(原発への立ち位置についてを中心に引用しました)


http://iwj.co.jp/wj/open/archives/94240 2013/08/01 【茨城】山田修 元東海村副村長 記者会見 | IWJ Independent Web Journal
http://togetter.com/li/542802 130801 【茨城】山田修 元東海村副村長 記者会見 - Togetter

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13753645546261 山田氏が出馬表明 再稼働中立で判断:茨城新聞ニュース
日本原子力発電(原電)東海第2原発(同村白方)の再稼働問題については「村が二分される状況を危惧している」とし、「ニュートラルな位置で村民の意見を聞き、判断したい」と述べた。(略)
東海第2原発廃炉か、再稼働かの問題については「(廃炉を主張してきた)村上村長の意見は重い」としながらも、「あくまで私は真ん中。ニュートラルな位置で意見を聞くというスタンスで、真っさらなところから始めたい」と強調。「私自身も悩みながら村民と一緒に考え、最後は毅然と判断したい」と述べた。
一方、防潮堤工事など再稼働準備とも受け取れる原電の動きへの抗議や村上村長が座長を務める原子力所在地域首長懇談会の活動については継続していく方針で、「(地元が合意していない)現状での再稼働は現実的に難しい」との見方を示した。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130802/ibr13080203340002-n1.htm 東海村元副村長の山田氏 村長選に出馬表明 茨城 - MSN産経ニュース
山田氏は「東海村にとって、原子力問題は大変重要なテーマではあるが、村政運営全般への対応は同時に進めていかなければいけない」と述べた。

 村上村長は東海第2原発の再稼働阻止を明言しているが、山田氏は「現在の状況では再稼働は難しい」との認識を示したものの、「私は真ん中の位置に立ち、村民の意見を聞きたい」と述べるにとどめた

http://senkyo.mainichi.jp/news/20130802ddlk08010064000c.html 選挙:東海村長選 山田氏が出馬表明 元副村長、原発の賛否明確にせず /茨城− 毎日jp(毎日新聞)
次期村長選への立候補を表明した元副村長の山田修氏(52)が村内の最大懸案事項と言える東海第2原発廃炉や再稼働問題に賛否を示さなかったことから、村内には戸惑いや歓迎などさまざまな評価が入り乱れた。

 同原発廃炉を求める市民団体の女性(42)は「姿勢が明確でなく残念。改めて(山田氏の)事務所に伺って考えを聞きたい」と戸惑いの表情。一方、同村舟石川の無職男性(71)は「村長を務める人は右とか左とかはっきりしない方がいい」と山田氏のスタンスを評価した。

 議会関係者によると、現時点では原発推進派と中立派の3会派12人が山田氏を支援する見通し。推進派の村議は「今は中立(のスタンス)でいい。(選挙後に)私たちの意をくんでくれると思っている」と期待する。

 また、脱原発を明言していた村上達也村長を支持してきた議員は立場が割れる。照沼昇村議は「村上村政の継承を確認しているので、(山田氏を)推すことに支障はない」。一方、豊島寛一村議は「改めて山田氏と話をしたい」と支持への態度を保留した。
 共産党の大名美恵子村議は「会見の内容を精査し、対立候補を出すか検討したい」と話した。

http://www.joyo-net.com/kako/2013/honbun130802.html 130802 常陽新聞
2013年8月2日 ●原発「村民の意思を反映」 前副村長、山田氏が出馬表明
東海第2発電所の再稼働の是非については「自分は真っさらの状態で村民の話を聞いていく。丁寧な合意形成を図っていきたい。村民の安全安心を尊重し、村民の意思を反映していきたい」と話した。
選挙戦では政党などには特に推薦などの要請は行わず、原子力問題で派生する二項対立を避けたいとして、山田氏に出馬要請を働きかけてきた村民有志を中心に取り組んでいく方向。現職の村上村長は「自主自立の行政体制ができた」などとして、既に山田氏を後継に指名し今期限りでの引退を表明している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130802/CK2013080202000170.html 東京新聞:再稼働「村内二分を危惧」 村長選に名乗り 山田修氏一問一答:茨城(TOKYO Web)
−村上村長は、東海第二原発の再稼働反対で思いを同じくすると信じている。
 三年間、副村長として仕え、村長の考え方は十分、理解している。非常に重いものだと受け止めている。オール東海で何とかまとめたい。丁寧に村民の合意形成を図り、最後は毅然(きぜん)と判断したい。住民投票をする場合でも、できるだけ情報を提供することが必要。
 −東海第二について自身の考えは。
 今、明確にこうするという考えはない。できるだけ多くの村民の意見を聞き、村民の合意が取れるように進めたい。
 −東海第二の再稼働の見通しは。
 今の状況では非常に難しい。原発の新しい規制基準を満たすフィルター付きベント施設や防潮堤の工事を今後、進めていくことも簡単ではない。(事前説明なしに着工したことで)住民感情としても難しい状況。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20130801-OYT8T01543.htm 山田氏 東海村長選出馬へ : 茨城 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
一方で、今後、住民投票を実施することになり、再稼働賛成が多数を占めた場合には「尊重しなければいけない」とも語り、是非について自身の考えは示さなかった。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=3196139519143&l=2bcdff8dff 井手 よしひろさんの写真アルバム | Facebook
「再稼働へのハードルは高く、原子力規制委員会の判断に至るまでに数年時間を要すると思われ、村民の避難体制の整備も大きな課題となる。果たして稼動して40年という期限内に納まるのか、そこも問題になる」とも指摘

山田修氏の出馬表明後(他の陣営の動きなど)

脱原発勢力が会合を開いたものの「統一候補の擁立は困難」との認識になり、まとまらなかったとのこと。
共産党系の議員が、脱原発をかかげる候補を擁立する動きがあるようです。

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13756271019053 東海村長選で議会会派、山田氏めぐり綱引き:茨城新聞ニュース
引退表明した村上村長は「東海第2は村だけの問題ではない。周辺住民の安全に関わる問題との認識が見えなかった」と指摘する一方、「村内外から注目されている中、妥当な発言。第一関門は合格」と評価する。
中立のスタンスについても「現時点で結論を要求するのは酷だ。(脱原発についても)理解する能力を持っている人と思う」と、後継者として変わらぬ信頼を寄せた。(略)
村上村長に近い「光風会」の照沼昇村議は「村長派以外が推すのは苦し紛れ。当選すれば懐柔できるとの読みがあるのだろうが、村長の後継と何度も確認している」と山田氏を強く信頼する。
これに対し、村長と距離を置く最大会派の「新政会」の鈴木昇村議は「村長が後継と言うのは勝手だが、私たちは認めない。先に山田氏を推したのは私たち。脱原発ではないと聞いている」と強調する。
共産党の大名美恵子村議は「再稼働問題を抱える村の村長候補として、中立はひどい」と批判。党独自で対立候補を擁立すると明言した。

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13757014415521 東海村長選 立候補者説明会に3陣営:茨城新聞ニュース
前副村長の山田修氏(52)の陣営に加え、候補擁立の意向を示す共産党と、長野県小諸市、デザイン事務所運営、堀江俊之氏(53)の3陣営が出席した。

堀江俊之さんて、前回の村議選挙の、ただ1人の落選者かな?




告示直前まで (対立候補の擁立)

北茨城市議で共産党茨城北部地区委員長の福田明氏(56)(2012年12月の衆院選に茨城5区から出馬し落選)さんが立候補を表明しました。
立候補の準備をしていた白幡一輝氏(本名・堀江俊之)(53)は出馬しないとのことです。(常陽新聞では、26日に出馬の準備中だと報じていましたが、茨城新聞では、26日までに出馬しない意向を示したとなっていますね。報道機関を使い分けたのか、新聞記者さんが間違えたのか。。。)

http://ibarakinews.jp/mobile/news.php?f_jun=13769889862676 東海村長選 事前審査に2陣営、共産欠席も擁立意向:茨城新聞
2013年8月20日(火)
共産党は欠席したが、大名美恵子村議は「東海第2原発廃炉を公約とする候補を検討している。今週中にも決めたい」と話した。
また、この日出席した長野県小諸市、デザイン事務所運営、堀江俊之氏(53)は「共産党が出るなら辞退する」と話し、引き続き検討中とした。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130829/ibr13082902070002-n1.htm 東海村原子力政策の未来は 次期村長を待ち受ける「宿題」 茨城 - MSN産経ニュース
以前は東海第2原発も含め「原子力エネルギーと科学の調和」をテーマに村の将来像を描いていたが福島第1原発事故で方針転換、原電との対立を生んだ。ただ、今回の村長交代を機に原電と村の関係修復を求める声が高まっている。
 「事業者と地元の話し合いもできていない現状では、廃炉も再稼働も現実的ではない」(村関係者)。村民との信頼関係を築けないまま原電が再稼働に向けた安全対策工事を進めれば、両者の間に修復不可能な“溝”ができるのは確実だ。
 「オール東海で結論を出したい」と意欲を見せる山田氏には、村を二分してきた原発反対、推進両派を対話のテーブルに着かせる調整能力、バランス感覚に期待する声もある。新村長のかじ取りには住民だけでなく、全国の原発立地自治体の注目が集まる。

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13777003638369 東海村長選 福田氏が出馬表明 原発廃炉公約、一騎打ちの公算:茨城新聞ニュース
北茨城市議で共産党茨城北部地区委員長の福田明氏(56)が28日、県庁で記者会見し、「日本原子力発電東海第2原発廃炉の旗を掲げ、有権者の信を仰ぎたい」と、立候補を表明した。同党などが推薦し、無所属で出馬する。(略)
福田氏は「福島第1原発事故の惨状を見ても中立なのか。中立では再稼働反対に踏み込めない」と、東海第2原発の再稼働問題に中立の立場をとる山田氏を批判。引退表明した村上達也村長の脱原発路線を踏襲し、「原発問題に声を上げづらい住民の声を代弁したい」と主張した。(略)
立候補を検討していた長野県の男性(53)は26日までに、「出馬しない」との考えを明らかにした。


http://www.pref.ibaraki.jp/senkan/2012sokuhou/2012_sokuhou_top.htm 第46回衆議院議員総選挙最高裁判所裁判官国民審査茨城県議会議員補欠選挙  〜投開票速報〜



http://mainichi.jp/select/news/20130831k0000m040070000c.html 東海村村長選:中立VS脱原発 現職支持者の票分散か− 毎日jp(毎日新聞)
http://ibjcp.gr.jp/?p=2995 茨城・東海村長選 東海第2廃炉の福田氏 「推進派」と対決 9月3日告示 | 日本共産党 茨城県委員会
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130901ddlk08010128000c.html 3・11後の選択:’13東海村長選/上 原発マネー /茨城− 毎日jp(毎日新聞)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13780448345655 新人2氏の争いか 東海村長選あす告示:茨城新聞ニュース



準備するも出馬しないこととした男性

http://www.joyo-net.com/kako/2013/honbun130827.html#kijib 常陽新聞 ●東海村長選に立候補準備 フリーフォトグラファーの白幡一輝氏
長野県在住でフリーフォトグラファーの白幡一輝氏(本名・堀江俊之)(53)が26日、無所属で立候補の準備を進めていることを明らかにした。(略)
公約に、東海第2原発の再稼働阻止・新炉建設阻止▽原発輸出の禁止▽東海村の総合的な将来ビジョン「TOKAI原子力サイエンスタウン構想」の中止▽東京ガス日立LNG基地の建設中止―などを掲げる。
白幡氏は「他の候補の動向や村民の支持がどこまで得られるを確認して最終的な態度を決めたい」としている。

以下に引用するサイトを運営されている人なのだと思います。東海村(村長)をよく取り上げている、このサイトは知っていましたが、村議会選挙にでていた堀江俊之氏のサイトだとは思いもよりませんでした。
サイトの主張は良く分からないのですが、LNG液化天然ガス)貯蔵施設が爆発し、東海第二原発を巻き込むことを危惧しているようです。
脱原発テント村でも活動されているようです。


http://horiemo7.exblog.jp/17068996/ 2012.1.22 東海村議会議員選挙 / 選挙公報 (政策全文) : 脱原子力・脱LNG・インターネット直接民主主義  東海核開発村のホリエもん

http://hilng.exblog.jp/18353827/ 経産省脱原発テント村8.6反戦平和アピールと空母進水 : 白幡一輝  脱LNG・脱原子力 日立港LNG基地情報
「白幡一輝の経産省脱原発テント村8.6反戦平和宣言(アピール)」
2013.8.6 AM8:15 内容要約

原子力軍産複合体LNGチェーン」の政治・経済支配の解体
= 四大革命方針

白幡一輝の「三本の矢」
1.「日本を原発のない乳酸菌の国家にする」 飯山一郎グルンバ乳酸菌革命
2.東海村「国産バイオ石油生産総合特区」構想
= 脱原発・脱LNG 環境エネルギー革命
3.「日本国憲法の民主的改憲」 脱議会 インターネット直接民主主義革命


白幡一輝の「三本の矢」プラスワン(東亜平和外交戦略:東亜経済の平和的統合)
4 . 新東亜経済革命=平和で安定した開かれた東亜統合経済の実現 
a)日露中朝国際天然ガスパイプライン
b)ロンドン〜北京〜ピョンヤン〜ソウル〜東京〜札幌 新オリエント新幹線
c)ゴビ砂漠タクラマカン砂漠の緑化と日本被ばく(被災)民の移住


みせかけの中立(ニュートラル)にNO !
東海第二原発再稼動阻止 ! 原発輸出禁止 !
原発輸出支援政策 = 「TOKAI原子力タウン」村上東海村原子力センター構想の中止!


「白幡一輝東海村三大撤去方針」を実現して「安全・安心な東海村」を !
1.日本原電 東海第二原発の撤去 ! (新原発の建設阻止)
2.東海プルトニウム再処理工場の撤去 !
(高レベル放射性廃溶液と村内すべての核分裂プルトニウムの撤去)
3.東京ガス日立港LNG基地:建設の中止・撤去 !