一般質問通告書を読んでみました

第2回常総市議会の一般質問通告書を読んでみました。
http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/00049.html


選挙の争点としたためか、「市街地にぎわい再生事業」(水海道のまちなか公園事業)について質問される議員さんが数名、おられますね。

中島亨一議員 「市街地にぎわい再生事業について 行政の役割と民間活用について」
中村安雄議員 「市街地にぎわい再生事業と市長選に伴う批判について(詳細は略)」
中村博美議員 「市街地にぎわい再生事業について 講座の開設を考えているか。施設設備はどのようなものか(一部省略)」


選挙のもうひとつの争点となりそうな財政問題についても、質問があります。
中島亨一議員 「常総市の財政事情について 起債残高と公債比率について」
中村安雄議員 「財政健全化法と常総市の健全な財政の推移について(詳細は略)」


質問通告書からは、市長の発言の場を作るための質問になっているようにも読めます。
地方自治においては、首長(執行部)と議会の間には適度な緊張関係を必要としていると思うのですが、常総市では、どうなのでしょうかね。上記の議員の質問と答弁を聞けば、ハッキリすることでしょう。


ついでですが、常総市長は先に配布したチラシで、平成23年度末の決算の数字を「見込み」として常総市の財政について答えられていますが、そういうことをするならば暫定的な決算数字をウェブ等で公表して欲しいものです。(5月31日で出納整理期間が終わり帳簿は締められていますから可能と思います。なお正式な決算は8月31日までに出納長が提出)
それをせずに見込みの数字で語られても、都合の良いところだけをつまんでいる可能性もあるわけで、市長の発言の検証のしようもなく説得力がありません。


常総元気塾関係の質問は以下のお二人です。
遠藤ふみえ議員 「市民コミュニティ支援事業の問題点について問う。 1 常総元気塾が外部委託して構築された市民コミュニティサイト「スマイルじょうそう」のデータが外部に流出している問題を問う。 2 常総元気塾が適正な団体と認め,市民コミュニティ支援事業を業務委託したことに関連し,運営上の問題点について問う。」
高杉徹議員 「常総元気塾への一般会計からの財政支出について。 1 当市は県の補助対象外とされた事業に対して,なぜ一般会計から10万9千225円を常総元気塾に支払ったのか。支払いの根拠を示せ。2 一般会計からの支払いを出納整理期間中に行ったのはなぜか。出納整理期間中の会計処理のあり方,その役割について示せ。」


その他、興味を引いたのは堀越輝子議員の質問です。
「1 当市の選挙に関する取り組みについて。 1 経費節減のため具体的にどのような工夫,対策が行われているのか。 2 投票率の向上のための対策について。」
他の議員に比べれば若手なのですから、選挙について質問するのであればネットの活用についても発言して欲しいですね。特に選挙公報はネット公開が可能になっていますから、選挙管理委員会の対応をただしていただきたいです。
選挙公報のネット公開については、こちらのブログをご参照ください。

http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/82f84fe48bdf23ed4b7ffc4525599301山県市議選/「選挙公報のインターネット掲載開始」/選管の判断は素晴らしいこと - てらまち・ねっと


発言の日程と順番はこちらです。
http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/00049.html
議員の質問時間は1時間なのですが、短めに質問を終える議員さんがおられますし、休憩(12時〜1時のほか、暫時休憩あり)もありますから、傍聴の際には時間に余裕を持って行く必要があります。