常総市は検出限界を20Bq/kg に向上／給食用レンコンから24.7Bq/kg検出
常総市は放射線測定機をバージョンアップ等して検出限界を20Bq/kg にしていました。どうするのかと思っていましたが、ちゃんと対応していたようです。お疲れ様でした。
http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/03828.html
測定時間を20分、測定下限値を放射性セシウム134と放射性セシウム137の合算で約20ベクレル／kgを標準性能として測定を実施します。
そして、早速、レンコンからセシウム合計 24.7Bq/kg を検出していました。
http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/03238.html
食品の放射能検査データをみるとセシウムを含みやすい傾向のある食材のようです。（測定時に泥の混入が起きるからかもしれませんが）
常総市のウェブサイトでは、「放射性物質が検出された場合は、その食材は使用しないものとし、献立の変更などで対応いたします」としています。検出限界を 20Bq/kg にすると、今後、検出事例は増えてきそうです。
使用しない食材でも代金の支払いはするようですから、納入業者の負担にはなりませんが、学校等の負担（給食費を出す親の負担？）は増しますし、（国の基準では問題の無い）食材を廃棄することの道徳的な問題もありそうに思います。
追記
【放射能漏れ】給食用レンコンからセシウム 長野県、基準値下回るも使用中止 - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120419/dst12041918210004-n1.htm
長野県は１９日、東御市立滋野小の給食で使う予定だった茨城県産レンコンから、１キログラム当たり３４ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。４月から施行された一般食品の新基準値の同１００ベクレルを下回っているが、東御市に使用中止を要請し、市も受け入れた。
ついでですが、家庭菜園などで作られた野菜等の測定で、シイタケからセシウム合計664Bq/kg 検出されていました。http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/03442.html
茶碗蒸しや鍋に入っているくらいならともかく、焼いて醤油でばくばく食べるのは躊躇する数字ですね。
タケノコの測定をした人は、まだ居ないのかな？
こんな実験があったのでリンクしておきます。500Bq/kg以上のシイタケを使っても料理してしまえば摂取量は10ベクレル程度ということのようです。
ベクまる実験室：2.汚染されたしいたけで煮物を作るとどうなるのか？ http://bq-maru.com/wp/?p=943
（追記 http://bq-maru.com/wp/?page_id=797 ベクまる(べくまる,ベクマル) » ベクまる実験室）
ちょうど、こんなニュースなどもありましたので貼っておきます。
原木シイタケとタケノコ、各3市で基準超セシウム:茨城新聞ニュース http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13336288906493
県は5日、常陸大宮・つくばみらい・守谷3市の原木シイタケと小美玉・潮来・つくばみらい3市のタケノコから、基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムがそれぞれ検出されたと発表した。
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/nousanbutsu/20120405_01/files/20120405_01b.pdf
関係ないけれど、メモ代わりにおいておく
青森の雪で遊ぶ行事中止 那覇で反原発団体が主導 がれき受け入れ反対運動も＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120405/dst12040523500023-n1.htm
今年２月、青森の雪を那覇市に届けて子供に楽しんでもらう行事が、東日本大震災後に首都圏から避難した人らの反対で中止になった問題で、反対の中心になったのは以前から反原発運動に携わっている市民団体のメンバーらだったことが５日、分かった。メンバーらは「放射能の影響が心配」と抗議、行事を中止させたが、一部のメンバーは被災地から出るがれきを受け入れないよう沖縄県に反対する運動も行っている。（略）
出席者のほとんどが東京や神奈川など首都圏から自発的に避難してきた人たちで、もともとの住人はいなかったという。（略）
地元住民は「反対するのは勝手だが、イベントを欠席するなどの措置で足りたはずだ。楽しみにしていたイベントが中止になって地元の子供たちはがっかりしている。沖縄県民が反対しているのかと思われ心苦しい」と話した。
