パブリクコメント募集中(第2次常総市地域情報化計画)

常総市ホームページ - 意見公募(パブリックコメント)
「第2次常総市地域情報化計画(案)について」のパブリックコメントを、4月11日まで募集中です。
こういう大きな計画というのは、大枠を決めているだけなので、読んでも良くわからないんですよね。
関連する業者さんなどは理解できるのかもて知れませんが、一般人には、もっと具体化、個別化してからでないと判断できません。


目次を見ていところ「自主防災への取り組み(e-コミュニティサイトの運用)」という項目がありました。
常総元気塾が手を付けたものですね。まだ、やるのかと思いましたが、こちらでした。
常総防災ポータル
このサイトは以前から知っていましたが、職員さんがテスト的にいじっているだけと思っていたました。正式な計画に位置づけられていたのてすね。
常総元気塾に作った欲しかったのは、多分、こういうサイトだったのでしょう。
(なお、動作が遅いのは防災科学技術研究所のサーバを(無料で?)間借りしているからで、予算が付いて専用サーバになれば、もう少し速く動くと思います。とはいえ、もともとのシステムが重いので、災害時のアクセス集中に耐えられるのかどうか、ちょっと心配です。スマイルじょうそう も東日本大震災のときに満足に動作しなかった記憶があります)


ついでですが、資料編にある市民アンケートの回答者は、半数が高校の学生のようです(高校生のうち1割程度が回答?)。
それはそれで良いのですが、分析のグラフは、「学生(19歳以下)」「一般(20歳以上)」「シルバー(紙ベース調査)」に分けて欲しかったです。スマートフォンや LINE の利用率が7割程度っていうのは、学生に大きく引きずられた結果でしょう。
それと、SWOT 分析の図は、職員さんの本音が垣間見えて、面白かったです。


パブリックコメントの意味

2年前に記録していた話です。ブログでは取り上げていなかったので埋もれないように、ここに置いておきます。

パブリックコメントは何のためにあるのか - 日経BPフードサイエンスの過去記事
パブリックコメントは何のためにあるのか | FOOCOM.NET
ただしパブリックコメントで求められているのはあくまで他人を納得させられる合理的意見であって、人気投票や世論調査ではないことは認識しておいたほうが良いと思います。日本でも時々大量の同じ意見を出そうと誘導する団体が、意見はこう書こうなどといったようなテンプレートを準備して一般の人に呼びかけるような運動をすることがありますが、同じ意見は何通出しても1つの意見でしかありません。逆にそのような呼びかけをする団体は、効果のないことを一般の人に要請し、事務処理の手間を増やすことで税金の無駄遣いをさせている、あまり志の高くない団体であると認識されるでしょう。

出すのはムダなの!?「コピペでパブリックコメント」の問題点 - 紺色のひと
◆三行まとめ
パブリックコメントは署名ではありません。多数の同じ意見ではなく「様々な意見を聞く」ための制度です。
コピペで送っても1件に集約されてしまって、あなたの問題意識がもったいない。資料をしっかり読んで、自分の意見を自分の言葉で書きましょう。
コピペの大量送付は、意見を送る側にも受け取る側にもデメリットが大きいです。呼びかけた方も賛同した方も、よくよく考え直して。



常総市も恋チュン

上記とは関係ありませんが、たまたま常総市関連ということで。
常総市ホームページ - 「恋するフォーチュンクッキー常総市Version」を動画共有サイトYouTubeで公開しました!


文科省も留学生の誘致のために作っているそうです。
学生&AKB48が踊る!文部科学大臣も踊る!総勢900人が踊る!「トビタテ!フォーチュンクッキー 留学JAPANバージョン」ミュージックビデオ 2月14日公開:文部科学省


こんな記事もありました。信ぴょう性は私には判断できません。常総市では外部業者などへの支出は無さそうなので関係ないと思いますが。

「恋するフォーチュンクッキー」自治体版動画の背景(上)  |政治ニュース|HUNTER(ハンター)|ニュースサイト
「恋するフォーチュンクッキー」自治体版動画の背景(下) ― 浮上した謎の人物 ―|政治ニュース|HUNTER(ハンター)|ニュースサイト
 なぜこれほどまでに自治体の恋チュン動画が生まれたのか――。いくつかの自治体に対する情報公開請求を通じて調べる中、複数のケースに、佐賀県在住の人物が介在していたことが明らかとなった。
 恋チュン動画を作成したそれぞれの自治体に、この人物についての情報を求めたが、連絡先などは「個人情報」だとして非公開。税金を使った事業でありならが、不透明感ばかりが漂う状況となった。