12月議会が開催中です/市議会の議事録が公開されました

12月議会が11月27日から開催されています。一般質問は12月2〜4日(月曜〜水曜)です。
http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/04651.html 常総市ウェブサイト


ところで、先週、常総市の広報車が、議会の開催をスピーカーで広報していたそうです。議会事務局の頑張りなのでしょうか。
(小林剛議員の街宣車が市議会の開催を伝えていたのだそうです。情報提供、ありがとうございました)




それと、9月の常総市議会の議事録が21日に公開されていました。
常総市議会会議録

全部を読む気は全く無いので、目に止まったところを、いくつか。

金融機関を輪番制にする議案

議事録の第6号本文の最初から討論されています。
遠藤章江議員がブログで取り上げられている、賛成の討論というのは、37番目の発言からのようですね。
発言の内容の適否はともかく、議案に対する討論ではなくなってしまっているような気がします。
常総ルネサンスへの道: 議会最終日の話題 / 金融機関の指定について(2)


遠藤章江議員の一般質問

遠藤章江議員の一般質問は、議事録の第2号本文です。


・図書館行政について
議員の質問とは全く関係のない話になってしまいますが、石下地区の方々の図書館利用を推進したいのであれば、本を返すポスト(ブックポスト)を石下地区に5箇所くらい設置すると良さそうに思っています。
私は、他の町の図書館を利用していた経験がありますが、あとで返却のためだけに図書館に行く手間を考えると借りる気にはなれず、あまり使わなくなってしまいました。
大規模な店舗に返却ポストを置いてもらえば、多少は変わると思うのですが、どうでしょうね。
お知らせ - 図書館以外のブックポスト設置場所について | 立川市


甲状腺検査の補助について
久しぶりに原発放射線に関する話が議会で行われました。
安定ヨウ素剤について、議員のブログでは「(市は)備蓄する考えである」と書かれていますし、市長も市民団体の面談で備蓄すると述べたようですが、市議会の議事録や、常総市地域防災計画(265ページ)では、「供給体制の確保」とあるだけです。
かならずしも、常総市で備蓄するのでは無さそうに思えます。
東海第二原発の再稼動は早くても数年後なので、来年度の予算に計上はしないでしょう。そのうち忘れてしまいそうですね。
常総ルネサンスへの道: 2013年9月議会一般質問/ 甲状線エコー検査(1)





甲状腺検査の結果は、10月分までウェブサイトで公開されています。
異常なしが77% です。他の自治体等の結果と比べ、異常なしが多めです。
手間とお金をかけて甲状腺調査を受けさせるほどの保護者だから、事故直後にも強い配慮をした結果、被曝量を少なくできたからだという理由付けはできます。
でも、もし、そうだとすると常総市の調査を元にして発病の確率を算出すると、真実の発病率よりも低く計算されてしまいますね。
常総市のような検査方法では、かえって不都合な(権力者にとって都合の良い)結果を導き出す可能性のほうが高いと感じてます。
(もっとも、常総市の結果は単に統計上の誤差やバラツキによるものだと思います)



(追記)たまたま見かけたので、つくば市甲状腺調査、ホールボディカウンタ検査の結果をリンクしておきます。ウェブページの一番下に有ります。
つくば市 | 放射性物質による健康影響検査受診費助成のお知らせ



(画像は一部の抜粋です)
甲状腺結果の注意書きにある「放射性物質による健康への影響は見られません」とはどういう意味なのでしょうね。
疾病の原因が放射性物質かどうかの判別は出来ないはずです。精密検査した結果、病気ではなかったのなら「放射性物質による」という文字を入れる必要はないはず。
原発事故の前から医者に行っていたということなのか、治療したから健康への影響はなくなったということなのか。不思議なお役所表現ですね。
ホールボディカウンターでの 6 Bq/kg という結果は、体重50キロだとしたら全身で 300 Bq になります。放射性カリウムなどによる 4000Bq/body と比べて10分の1以下ですし、今後は低下していくでしょうから、健康への影響は殆ど無さそうな値ですね。



(追記)ついでに、高萩市甲状腺検査結果。無料のためか 855人も受診済みで、77% が異常なしです。常総市と同じ位ですね。
茨城県高萩市



(追記)
市長の12月の挨拶文がアップされていました。常総市甲状腺調査補助の目的は「健康不安の軽減を図るため」でしたが、市長の認識は違うようです。
現在の常総市の検査で守れるものと、過剰診療による被害や心理負担のバランスを考えると、個々人は色々でも子供全員でみたら(わずかながら)健康悪化の方向の施策になっていると思っています。

常総市ホームページ - 市長あいさつ 12月
私は、昨年8月に市長に就任以来、少子化政策に力を入れ、特に子どもたちの医療福祉政策の拡大に取り組んでいます。
1 本年4月1日から、中学3年生まで医療費助成(すくすく医療費助成事業)を拡大
2 本年4月1日から、原発事故による放射能被害から子どもたちの命と健康を守るため甲状腺エコー検査への助成を実施

登記簿なはなし

2013.09.10:常総市:平成25年第4回定例会(第3号)
第3号 の81番発言
土地謄本、何でつけたかということが、目的としてはいろいろあると思います。それは、土地謄本の中には、過去のずっと、その会社の過去の銀行とか金融機関との保証段階の金額がすべて載っております。そういったことを訴えるために出してくれたのかなというふうに思いまして、私は、これは場合によっては会社に対して大変ダメージが大きいのではないかなと、これを出しちゃいますと。

以前にも同じような発言を、当ブログで記事にした記憶があります。
登記簿なんて、手数料(当時は1000円?)を払えば誰でも入手できるものですし、土地の話をするときには、とりあえず取得して置くというのも良くあることじゃないでしょうか。
当時の所有者としては、もう、放っておいて欲しいのでは? 痛くもない腹を探られているような気分ではないでしょうか(痛くないかどうかは知りませんが)