(メモ)東海第二原発の請願(不採択)

住民の意思に従うのが議会であるならば、今回の結果は村民の多数意見を反映しており、妥当な結果ということでしょう。


当ブログで書いた東海村のアンケート結果など。
http://d.hatena.ne.jp/hyakubann/20130503#p1 2013-05-03 世論調査 東海村原子力に関するアンケート)  (3割が廃炉を望んでいますが、容認している人も4〜5割です。約半数は原発に経済・雇用効果は有ると考えている)
http://d.hatena.ne.jp/hyakubann/20121219#p1 2012-12-19 東海第二原発の意見聴取結果が公表されました  (全体の65%の件数が廃炉を求めるものでしたが、村内からの意見は7割の件数が再稼動を容認しています)



以下は、新聞記事などの抜粋のみ。


市民団体の公開質問状

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130424/CK2013042402000155.html 東京新聞:東海第二 廃炉請願で質問状:茨城(TOKYO Web)
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130424ddlk08010097000c.html 東海第2原発:廃炉や再稼働中止請願の住民3団体、東海村議に公開質問状 /茨城− 毎日jp(毎日新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130510/CK2013051002000162.html 東京新聞:東海第二 7人が再稼働反対 村議アンケ回答公表:茨城(TOKYO Web)
結果は二十人中、十二人が回答した。村上議長はオブザーバーであることを理由に回答を避け、ほかの委員一人は質問状の受け取りを拒否した。

 回答した委員のうち、七人が東海第二原発の再稼働について「認めない」「無理」と回答。一人は「原子力規制委員会の新規制基準で安全性が確認されれば不安は取りのぞける」と容認する姿勢をみせ、一人が規制委員会に判断を委ねる考えを示した。三人は請願の継続審査を求めた。

http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130510ddlk08010159000c.html 東海第2原発:村議会、7人が再稼働に慎重 請願提出、住民3団体が質問状 /茨城− 毎日jp(毎日新聞)
「請願を不採択にした場合、再稼働を容認するのか」を問うと、7人が「いいえ」と答え、請願に反対しても再稼働の容認には直結しないという考えを示した。

http://blogs.yahoo.co.jp/liliumnokai/9337808.html 東海村議にあてた公開質問状  - リリウムの会 ブログ - Yahoo!ブログ



採決前

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13682823047006 東海第2の廃炉請願、審査1年意見二分 村議会特別委、14日採決:茨城新聞ニュース
審査は当初から、東海第2原発の早期廃炉・再稼働中止を求める意見と、村内経済や雇用への影響を懸念する意見に分かれた。
昨年10月には、請願の採否に住民の声を反映させようと「意見聴取会」を2回開催。「廃炉派」の委員は住民意見を基に、防災計画や使用済み核燃料の安全性などの議論を深めようとしたが、一部委員は「討論を長引かせても、考えは変わらない」と発言を控えた。
「1年にわたり議論を続けてきた。そろそろ結論を出したい」。今年4月9日の第12回会合で、豊島委員長は6月定例会に向けて採決を促した。賛成多数で次回会合での採決が決まった。

結果

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20130514-OYT8T01496.htm 東海村会委 原発巡る4請願不採択 : 茨城 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この日は、議員が個々の考えを述べた後、豊島委員長が起立採決を実施。再稼働中止や廃炉を求める請願3件は起立(賛成)6人で不採択、原発の安全性向上を求める請願は9人が起立して賛否同数となり、委員長裁決で不採択となった。

 結果について廃炉を主張する相沢一正議員は「議会は、脱原発の村上達也村長と違う意向だと印象づけられていた。村長と同じ立場の議員が一定数いることを示せた」と語った。一方、安全性向上を求める請願に賛成した鈴木?議員は「不採択は仕方がない。賛否同数で良しとしたい」と話した。

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13685424358437 東海第2 村議会特別委、請願不採択 恩恵と不安、揺れる判断:茨城新聞ニュース
昨年4月から1年余りの議論を経たにもかかわらず、審議は半数が継続を求めて一時紛糾し、採決の結果、各請願に対する賛否は拮抗した。(略)
廃炉などを求める請願3件の採択に反対した議員らは「原子力規制委員会の新安全基準が出される前の廃炉の判断は拙速」「エネルギー問題を考慮し、再稼働の道も残すべき」などと主張。
これに対し、廃炉を求める議員らは「経済より命の問題」「原子力は人間と共存できない」などと訴え、「議論は尽くされていない」「さらなる審議、調査が必要」と、継続審議を求めた。

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13685370717819 東海村議会特別委、第2原発廃炉請願を不採択:茨城新聞ニュース
採決前には、委員全員が各請願に対する意見を表明。吉田充宏村議が「原子力は有力なエネルギー。国の規制委員会の結論が出ていない中での廃炉は拙速だ」と発言するなど、雇用や経済の観点から廃炉・再稼働中止に懸念を示す意見が出た。

これに対し、照沼昇村議は「福島事故の教訓から、原子力事故は起こりうる。村は事故の収束や廃炉技術の確立など、日本の政策転換に尽力すべきだ」と述べ、相沢一正村議は「国の基準に従うだけなら地方議会の役割を果たしていない。今回初めて委員の意見が出たので、それを踏まえ審査を継続すべきだ」と訴えた。

廃炉・再稼働中止の請願3件の採決では、公明党の2村議が退席した。閉会後、同党の岡崎悟村議は「継続審査の意思を示したかった」と述べた。

採決結果について、豊島委員長は「住民や請願者の期待に応えられず申し訳ない。審査から1年という中で、今回けじめをつけた」と話した。

http://joyo-net.com/kako/2013/honbun130515.html 130515 常陽新聞 ●再稼働中止求める請願否決―東海 東海第2原発で村議会特別委
東海第2原発の再稼働中止と廃炉を求める請願を審議する東海村原子力問題調査特別委員会(豊島寛一委員長)は14日、13回目の委員会を開き、採決の結果、再稼働中止などを求める請願3件を賛成6人(退席2人)の賛成少数で否決、再稼働を視野に入れた安全性を高める請願も可否同数により委員長裁決で否決した。
(略)
既に運転開始以来34年を経過している東海第2の場合、現在では政治判断よりも経営判断が重要になっている。



追記

http://www.joyo-net.com/kako/2013/honbun130522.html#kijic 常陽新聞 ●原子力問題、特別委の継続など要求へ 東海村内の市民グループなど3団体
3団体の代表らが21日会見を開き、廃炉・再稼働中止運動の拡大と、同村議会原子力問題調査特別委員会の継続を求めていくとした。(略)
代表者らは「廃炉・再稼働中止の運動を継続していきたい」「冊子を配布した後の住民の意見を聞く活動を行いたい」などと述べた。また、脱原発ネットワーク茨城では同特別委の継続や村議による福島原発事故現場の視察、東日本大震災発生時の東海第2原発のデータの開示を求める請願の提出などを検討していることを明らかにした。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130522/k10014752871000.html 東海第二原発廃炉を 市民団体が活動継続 NHKニュース
「連絡会」のメンバーで東海村の塚原千枝子さんは21日、県庁で記者会見し、「特別委員会では発言する議員がいつも決まっていて、原発推進派からの発言が出ず、深い審議が行われないまま不採択となったことは残念でならない」と述べました。
そのうえで「来月開かれる議会に別の請願を出すべきか、個別に議員に働きかけるべきか検討している」と述べ、今後も東海第二原発廃炉などを求める活動を続けていく考えを示しました。


5月24日?
http://www.facebook.com/ide.yoshihiro/posts/3007901493310 井手 よしひろ -東海村議会へ、リリウムの会のみなさんが再稼働反対の請願提出

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130525/CK2013052502000153.html 東京新聞:避難計画策定で請願 東海村議会に住民団体:茨城(TOKYO Web)
請願書は、同原発の周囲三十キロ圏内に約九十四万人が住んでいることから「過酷事故が起きれば避難は困難」と主張。安全な避難経路や避難先など具体的な避難計画が策定できないなどした場合、再稼働を認めないよう国に意見書を提出するよう求めている。