肥田舜太郎医師『内部被曝の症状は「3月にも出始める」』。 あれっ、鼻血は?

肥田舜太郎」と「鼻血」を入れるとアクセス数が増えるようなので、調子に乗って記事を書いてみます。


1月のゲンダイネットに次のような記事がありました。

http://gendai.net/articles/view/syakai/134894 内部被曝の症状は「3月にも出始める」
「市民と科学者による内部被曝問題研究会」(内部被曝研)が先週27日、都内で設立会見を開いた。今後、福島原発事故で放出された放射性物質による人体への影響などを検証する。当日、あいさつに立った識者メンバーのひとり、元広島陸軍軍医少尉の肥田舜太郎医師(94)の“警告”は衝撃的だ。住民の内部被曝の症状は「おそらく3月以降に出始める」と言った。
「広島、長崎の経験で言うと、診察していて(症状の)理屈が分からず、困ったのは、ちょうど1年ぐらい経ってからでした」


この講演の書き起こしがありました。

http://ameblo.jp/4493/entry-11150142906.html ー 空手を始める人のために ー 福島県郡山市の空手先生奮闘記
これがいつ起こるのか。広島と長崎の経験から言うと、内部被曝をたくさん診て、どうしようもなくて、症状がわからなくて困ったのは、ちょうど、一年ぐらい経ってからでした。
最初に現れだしたのは半年後です。
ですからおそらくこの3月頃から、彼らの中に、医師が診ても診断のつかない、非常に不思議な症状で、いろいろと苦しむ人が出てくる
と思います。
残念ながら、今の日本の医療界には、この患者を診て、親切に相手のできる医師は一人もおりません。


でも、以前(といっても2012年1月5日の日刊SPA)は、このようなことを言っていたと思うんですよね。

http://i-healing.com/blog/?p=9186 ホリスティックに生きよう » 放射線に対抗する唯一の方法
そ の影響は、その人の年齢や健康状態、生活態度、免疫の状態にもよりますし、その症状がいつでてくるかも、誰にもわからないことだからです。医者で ある 私にだってわかりません。(略)
福島原発事故後の例で私が実際に報告を受けたもので言えば、多くは放射線に敏感な子どもに初期の被曝症状が現れています。

下痢が続いて止まらない、しばらくしたら口内炎が出るとか、のどが腫れて痛いとか。多くの母親が心配していたのは子どもの鼻血です。鼻血がずっと続 いて 止まらない。そのうちに、両親にもそんな症状が出てくる。これは福島に限りません。私のところには、東京や神奈川、静岡などからもこういった相談が寄せられました。(略)

2011年5月の講演?

http://8260.teacup.com/astroecology/bbs/291
「現に東北では下痢がはじまっています。・・・最初の症状の一つに下痢がはじまります。」

放射線の病気が始まってくるのはおそらくこの秋から来年の春にかけて、たくさん出てくるだろうと私は想像しています。」

肥田氏の発言を丁寧に読んでいる訳ではないので、誤読しているのかもしまれませんが、いわゆる「ぶらぶら病」は1年後で、鼻血や下痢はすぐに起こるということなのでしょうか。

肥田氏を非難する気はないものの、両方とも受け入れてしまう人が居るというのは理解しがたいんですが。


以前に書いたエントリー
http://d.hatena.ne.jp/hyakubann/20120120#p1 この新聞記事は、配慮なのだろうか。(被爆による鼻血)

追記

安井至(やすいいたる)さんによる記事 市民のための環境学ガイド  「内部被曝」(肥田舜太郎)の読み方  04.01.2012 http://www.yasuienv.net/IntExpHida.htm

いいなさんが肥田舜太郎の『内部被曝』を買って読んでみた!! - Togetter http://togetter.com/li/279843