(メモ)放射線の影響について対立した認識

たまたま見かけたので、記事にしておきます。

ガンのみの影響を述べ、野菜不足より影響は少ないとする発言

朝日新聞 12月26日 文化面(?)
http://www.asahi.com/health/feature/DrVisit_111226.html asahi.com朝日新聞社): ドクタービジット・がんを知る 備えることで「防げる」 - アピタル(医療・健康)
2011年から福島、あるいは日本全体でがんが増えてしまうような恐れもあると心配しています。それは被曝によるものではありません。
 日本の野菜は汚染されているんじゃないかとか思って肉ばかり食べて、野菜や魚を食べない。日本の女性を世界一長生きにした野菜中心の食事が失われてしまうと、がんが増える原因になりかねないんです。
(略)
100ミリという被曝は、野菜不足と同じような影響がある。お酒を飲んだりたばこを吸ったりすることのほうが、はるかに影響が大きい。
 政令指定都市の中で比較すると、広島は長生きなんです。きっちり健康管理をしたからで、福島でも同じことができるはずなんです。

なお、中川恵一さんの計算や考え方については、こちらのブログで批判されています。

http://ameblo.jp/makirin1230/entry-10994943654.html
中川恵一には「死亡しないがんなら発症してもかまわない」という考えが根底にあるようです。子供を持つ親達が心配しているのは、「放射線による影響で子供がんになり死亡すること」なんかではなく、「放射線による影響で身体に何か障害がでること」を心配しているにもかかわらず、そんなことすら理解もできず「安全デマ」を流している中川恵一は医師として不適というしかありません。こんな輩に講演やテレビ解説を依頼するのは即刻やめるべきです。

専門的な用語や計算は理解しきれませんが、私は、中川氏に対して間違っている部分以外は参考にさせてもらうというスタンスで接しています。

ガン以外の発病も多いとする研究

http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20111227ddlk08040224000c.html チェルノブイリ原発事故:健康影響論文、翻訳に着手 常総生協組合員の女性19人 /茨城 - 毎日jp(毎日新聞)
チェルノブイリ原発事故による健康への影響を解析したドイツの医師による英語論文の翻訳作業を始めた。組合員の主婦ら女性19人が手分けして65ページの原文に取り組む。

多分、この論文(主要部分の和訳)のことだと思います。 http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_17.html Peace Philosophy Centre: IPPNW「チェルノブイリ健康被害」新報告と、首相官邸資料「チェルノブイリ事故との比較」との驚くべき相違


翻訳よりも中身の解説のほうが重要そうに思うけれど、それは、次の展開として予定しているのかな。