常総市の市民討議会 結果と施策
過去3回の市民討議会のテーマと討議の結果をまとめてみました。
出典は広報常総です。(文面は、こちらをご参照ください http://d.hatena.ne.jp/hyakubann/20110909#p1 常総市の市民討議会の歴史をまとめてみました)
また、討議の結果に基づく施策について、わかったものを記載しました。討議の結果を、そのまま施策とする事は無いため、かなりあいまいです。何かご存知の方はお教えいただければと思います。
第1回 2008年10月19日 市民討議会2008
メインテーマ:高齢者が元気で自立したまちになるためには
- サブテーマ1:ありたい高齢者像
- 結果:健康で前向きに生き、周囲との交流を深め、生きがいを持ち続けたい
- サブテーマ2:高齢者の力を発揮できる場面作り
- 結果:子供たちの安全確保や、家事・育児支援、経験・知識の次世代への継承と、そのための環境づくり
- サブテーマ3:高齢者が元気で自立できるための提案
- 結果:地域活動への参加・推進への仕組みづくりやリーダーの育成、PR の充実、交流場所の確保と活用。それら全ての前提となる「健康づくり」と「移動手段の確保」
結果に基づく施策については、わかりませんでした。
「予約型乗合 交通ふれあい号」が2009年10月から運行していますが、「常総市公共交通総合連携計画」に基づくものですし、同時に福祉循環バスの廃止もされているので別と思えます。
なお、広報常総によれば、「どのような対応ができるかを検証委員会を設置して検討していく」とのことですが、検証委員会なるものの情報は見当たりませんでした。
また、前日の記事で書きましたが、市民討議会の結論に取り組むために常総元気塾は作られたはずですが、どんな取り組みをしていたのか、わかりませんでした。
第2回 2009年9月27日 市民討議会2009
メインテーマ:地域資源活性化大作戦
- 1回目テーマ:あなたの考える地域資源とはなんでしょうか?
- 結論:休耕地・河川敷
- 2回目テーマ:地域資源の活かし方はどんなことでしょうか?
- 結論
- 行政にお願いして、姉妹都市の締結
- 休耕地を貸し出し農地や体験農地にする
- 河川敷にキャンプ場・公園・バーベキュー施設の設置
結果に基づく施策については、わかりませんでした。
常総市の姉妹都市(友好都市、提携都市)は見つかりませんでした。
「貸し出し農地や体験農地」については、常総市で市民農園を提供していますが、2009年6月のオープンですから市民討議会とは別物と思います。
ちなみに、この市民農園は、国の「ふるさと雇用再生特別基金事業実施要領(厚生労働省)」に基づく事業なのですが、会計がおかしいとして住民監査請求を提起されたことがあります(震災のため取り下げられました)
第3回 2010年10月16日 市民討議会2010
メインテーマ:実現可能なブランドづくり〜常総市といえば○○を創ろう〜
- 1回目テーマ:常総市のどんなところが素敵ですか?
- 地元の特産物が新鮮でおいしい(コメ・野菜・果物・せんべい・だんご
- 豊かな自然と文化財(田園地帯・神社・寺)
- 2回目テーマ:常総市といえば○○(目玉)をどのように創りますか?
結果に基づく施策については、わかりませんでした。
市議会会議録では、市長が下記のような答弁をしていますので、検討はしているようです。
常総市議会会議録 開催日:2011.03.07 常総市:平成23年第1回定例会(第2号)
http://asp.db-search.com/joso-c/dsweb.cgi/documentframe!1!guest07!!9132!1!1!1,-1,1!268!9511!1,-1,1!268!9511!5,4,2!1!1!26352!40!1?Template=DocOneFrameそれから、まちづくりの中でのおせんべいのまちおこしですか、これにつきましては、もちろんそういう提言もございます。それから、中学生議会で、おせんべいの柔らかくした、メキシコのですか、ちょっと私、名前を忘れました。そういうことも提言をされておりますし、それからこの農業だけではなくて、広域で、常総市だけでなくて、例えば板東市とか下妻市とか広域でこれから考えていこうというような検討とか、あるいは都内のほうに直売所をというような、今そういうことも含めて考えている、検討をしているところでございますので、今後そのようなことでなるべく農業の振興が図れるようなそんな策をつくっていきたいと思います。