放射性の指定廃棄物の最終処分場 その17

文科省副大臣の問題(?)発言

これ、何が問題視されているのかよく分からなかったのですが、「福島県の全部に人は住めない」という意味に捉えられて批判されたのですね。
副大臣の真意も実際の発言(ニュアンス)も知りませんが、釈明している「福島第一原発の敷地を想定していた」というのは本当だろうと思います。前の東海村長をはじめ、茨城県などの何人かの首長も同じことを言っていますしね。
どちらかというと、この発言を福島県全体のことだと解釈してしまう人のほうが、福島(県)差別しているんじゃでしょうか。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131007/stt13100714040000-n1.htm 指定廃棄物「人の住めない福島・東電施設に」 文科副大臣 - MSN産経ニュース
「指定廃棄物」の処理について、桜田義孝文部科学副大臣が「原発事故で人の住めなくなった福島の東京電力の施設に置けばいい」と発言していたことが7日、分かった。(略)
 桜田氏は取材に対し「福島県全体を指したものではない。(第1原発を含む)東京電力の施設に置いてはどうかという意味だ」と釈明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131007-00000060-jij-pol 焼却灰「福島に置けばいい」=桜田副大臣が発言、官房長官注意 (時事通信) - Yahoo!ニュース
http://www.minpo.jp/globalnews/detail/2013100701001816 文科副大臣「人住めない福島に」 | 国内外ニュース | 福島民報
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013100702000209.html 東京新聞:「人住めない福島に」 焼却灰処理で桜田副大臣:政治(TOKYO Web)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/10/08/kiji/K20131008006769000.html 桜田文科副大臣仰天発言 原発ごみ焼却灰「福島の東電施設に置けばいい」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会


http://www.asahi.com/politics/update/1007/TKY201310070010.html 朝日新聞デジタル:汚染灰「人の住めない福島に」 桜田・文科副大臣が発言 - 政治

http://www.j-cast.com/2013/10/09185863.html?p=all 原発廃棄物最終処分場「福島集約論」相次ぐ 批判は強いが、ではどうしたら… : J-CASTニュース



指定廃棄物の最終処分場の候補地の新しい選定方法

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20130919/1356972 指定廃棄物処分場「各県設置に理解得られた」|下野新聞「SOON」
環境省井上信治副大臣は18日の記者会見で、各県ごとに処分場を設置する国の基本方針に対し、本県を含む関係5県すべてで一定の理解を得られたとの認識を示した

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20131005/1372804 指定廃棄物処分場 候補地絞り込み、4項目で点数化|下野新聞「SOON」
選定手順はまず自然災害の恐れのある場所などを除外した上で、対象となる複数の候補地を(1)集落との距離(2)水源との距離(3)自然の豊かさ(4)指定廃棄物の保管量−の4項目で各5点満点で評価、合計点で順位付けする。例えば候補地と集落との距離が「500メートル以下」だと1点、「4000メートル超」だと5点で点数が高くなる。対象の候補地が10カ所以上ある場合は、2段階に分けて絞り込む。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131005/k10015053691000.html 「指定廃棄物」処分場選定の評価基準案 NHKニュース
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0405A_V01C13A0CR0000/ 指定廃棄物の最終処分場、候補地の選定方法まとまる  :日本経済新聞



宮城県

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20130905_02.htm 河北新報ニュース 焦点−大震災から2年半/宮城の汚染稲わら/保管延長濃厚、農家戸惑い
宮城県内各地の保管場所で、設置期限の2年間が延びる公算が大きくなっている。(略)
肉牛35頭を飼育する栗原市−−−−−−−(個人名のため削除しました)(58)の休耕田には、地域の稲わら470ロールが一時保管されている。市内に5カ所ある保管場所の一つだ。
 稲わらはロール状にし、耐雪性ハウスの中に遮水シートを敷いて保管している。ハウスには金属製の塀がめぐらされる。それでも「ハウスで火事が起きないか」「大雨が降ったらどうなる」と心配は尽きない。
 −−さんは「2年の約束があってやっとの思いで家族も説得し引き受けた。何が何でも2年でやめてほしい。汚染稲わらがあるうちは風評被害も収まらない」と訴える。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130905t11028.htm 河北新報 東北のニュース/汚染稲わら最終処分場建設、宮城県内1ヵ所是認 登米市
宮城県登米市の布施孝尚市長は4日の定例記者会見で、処分場を県内1カ所に建設する方針を是認する見解を示した。
 布施市長は質問に答え「指定廃棄物の処理が前に進むという点で、県内1カ所という選択肢は致し方ない」などと語った。過去の会見で布施市長は「(処分場を)廃棄物の処理量が圧倒的に多い福島に集約する方が妥当だ」とする考えを示していた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20130919-OYT8T00016.htm 汚染牧草、処理進まず 県内に1万2510トン : 岩手 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
福島県に隣接する宮城県では、さらに高い濃度の放射性物質が検出された牧草の扱いに苦慮している。
 同県登米市の牧場では、白いシートに包まれた稲わらや牧草のロール約170個が積まれている。家畜の飼料だったが、「牛を近づけられないし、風評被害も心配」と、50歳代の畜産農家の男性はため息をつく。
 肉牛の飼育農家が多い同市は、計約5000トンの稲わら・牧草を抱える。稲わらは、全て1キロ・グラム当たりの放射性物質濃度が8000ベクレル超の指定廃棄物に当たり、一時保管所や各農家で保管。牧草は全て8000ベクレル以下で、約180戸の農家が管理している。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130921t11041.htm 河北新報 東北のニュース/指定廃棄物処分場の早期建設を 登米市議会、国へ意見書提案
意見書は、処分場建設に向けた作業の遅れに伴う稲わらの一時保管の長期化で「住民の放射能に対する不安や国、県、市に対する不信感が増大している」と指摘。処分場建設に向けた工程表の再構築や稲わらの保管期限の明示、牧草など一般廃棄物と指定廃棄物の一体的な処分など5項目を国に求める内容となる。

http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20131004ddlk04040164000c.html 東日本大震災:汚染稲わら 登米市、保管なし崩し延長へ 住民の了承取れぬまま /宮城− 毎日jp(毎日新聞)
登米市の布施孝尚市長は3日、記者会見し、最初の保管期限が今月25日に迫った放射性セシウム汚染稲わら(1キロ当たり8000ベクレル超の指定廃棄物)の一時分散保管について、「延長せざるを得ない」と改めて表明、住民の了承を得ないままなし崩しで延長される見通しとなった。


栃木県

http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20130903ddlk09040147000c.html 東日本大震災:福島第1原発事故 指定廃棄物最終処分場問題 矢板の遠藤忠市長、県内処理「理解したわけではない」 /栃木− 毎日jp(毎日新聞)
問題の発端となった候補地提示から3日で1年。毎日新聞のインタビューに遠藤市長が現在の思いを語った。(略)
しかし、遠藤市長は首をかしげる。「なぜそのような受け止め方をするのか」。自身は指定廃棄物を一時保管する「仮置き場」の安全性を高めて暫定管理する方法を提案したが、あくまで最終処分場の県内設置には反対を続けるつもりだ。
 会議での意見表明が特定の首長に偏っていたことも気がかりという。「いざ自分のところが候補地とされたときに受け入れる覚悟があるのか」。候補地とされた経験からも疑問は残る。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20130903/CK2013090302000161.html 東京新聞:最終処分場 見えぬ出口 県内設置「入り口」抜けたが:栃木(TOKYO Web)
Q 今後の見通しは。
 A 国がまとめた新たな選定手順案を基に、どんな項目を重視しながら候補地を選ぶか、市町村長会議で決める段取りだ。井上副大臣は、市町長の提案も含めて丁寧に議論する構えを見せるが、「県内一カ所」を押し進める姿勢は不変。今後も市町長側との衝突は十分起こり得る。
 一部の市町長には「反対があっても国の責任で決めてほしい」という空気もある。住民の説得も含めて国にすべての責任を負わせる考え方だが、どこが選ばれても地元住民は絶対に納得しないだろう。この問題は相変わらず五里霧中だ。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20130926/1363328 指定廃棄物で26市町にアンケート 環境省下野新聞「SOON」
 質問内容は(1)指定廃棄物の処理方法(2)選定手順における(国有地、県有地など)候補地の対象(3)安心の評価方法と評価基準−など4項目で、国の既定方針を説明した上で、記述式で市町の考えを尋ねている。四つ目の質問は地域特性に配慮した評価項目、地域振興策などについて意見を求めている。

http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20130927ddlk09040165000c.html 東日本大震災:福島第1原発事故 指定廃棄物最終処分場問題 環境省、26市町の意向調査−−選定基準、振興策など /栃木− 毎日jp(毎日新聞)
県廃棄物対策課によると、各市町の県への回答期限は10月15日で、県から同省への回答期限は同18日となっている。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130928/tcg13092802120002-n1.htm 最終処分場問題 「不安感払拭を」 矢板市長 栃木 - MSN産経ニュース
アンケートについて「どう回答するかは思案中だが、仮置き場を安全なものにして保管するしかないという考えは変わっていない」と述べ

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20131008/1375928 指定廃棄物保管量で評価点に差 処分場選定 市町長間で波紋も|下野新聞「SOON」
項目の一つ「市町の指定廃棄物保管量」では、那須塩原那須など4市町内の土地は5点満点中5点と評価される一方、那須烏山など3市町内では1点とされ、既に“点差”が生じている。保管量を評価対象とすることには反対意見もあり、今後、本県の市町長間の議論で、評価項目の除外や点数配分の変更などがあるか注目される。

千葉県

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20130905_01.htm 河北新報ニュース 焦点−大震災から2年半/指定廃棄物2年の保管期限迫る/計画遅れ自治体焦り
千葉県は柏、流山、松戸3市で出た家庭ごみの焼却灰など約3300トンの指定廃棄物を抱える。当初は各市が焼却施設内で保管していたが、量が増え続けスペースが不足。県は昨年12月、県有地に保管場所を確保した。
 県は周辺住民の理解を得るため、追加保管場所の使用期限を14年度末と設定した。時間的な余裕はなく、関係者の危機感は強い。首長からは国が示す1カ所設置ではなく、負担を分け合って合意形成につなげようと、複数設置への転換を求める声も出ている。

茨城県

http://ibarakinews.jp/mobile/news.php?f_jun=13804641428140#/mobile/news.php?f_jun=13804641428140 指定廃棄物最終処分場 高萩選定1年 撤回後、議論進まず:茨城新聞
「県内」了承も各論反対 3500トン行き先は?
県内で保管されている指定廃棄物

取手市の側溝の清掃で出た8000 Bq/kg 以上のものは指定廃棄物として届けていないのかな。


群馬県

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20131005ddlk10010249000c.html 行政ファイル:県町村会、指定廃棄物処分場反対などを県に要望 /群馬− 毎日jp(毎日新聞)
県町村会(会長=宮前鍬十郎・神流町長)は4日、来年度の県当初予算編成と施策に関する要望書を、大沢正明知事と各部長に提出した。要望は14項目で、風疹の予防接種に対する県の助成制度の創設や、東京電力福島第1原発事故で発生した高濃度の放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場の県内受け入れ反対などを求めた。