(メモ)甲状腺調査(常総市と生活クラブ)/市議会の議事録

常総市甲状腺エコー検査助成の結果(5,6月分)

常総市では甲状腺調査の検査費用の一部の助成をしています。
どうなっているのか気になっていたのですが、ウェブサイトで6月までの結果を公表していました。
24人も受診したそうで、竜ヶ崎市などの例と比べると、結構、多いなという感想です。
結果については、他の自治体等の調査結果と比べて、特に変わったものではないように思います。よかった、よかった。
(要精密検査が1人いらっしゃるので割合を出せば高くなるのでしょうが、受診者数が少ないので、意味のない計算でしょう)
 http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/04926.html


そういや、常総市は、給食の検査や、学校や公園などの空間線量調査を今でも続けているんですよね。
行政機関だから、やめるにも明確な理由が必要なのかもしれませんが、惰性でやっているようにしか思えません。
給食食材はほぼ全て不検出(これまで5件の検出しかない)ですし、空間線量調査もほぼ全てが 0.1マイクロシーベルト/時以下です。(空間線量調査 http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/documents/10869.pdf 国の除染基準は0.23マイクロシーベルト/時、常総市は 0.19 )
さらに給食の検査は毎回数キロの食材を検査用に廃棄しているわけで、道徳的にも問題があります。
職員の研修や、技術力の維持のため以外は、やめてもいいんじゃないかなと思います。



生活クラブ連合会の甲状腺調査

プレゼン用のパワポ資料や各種グラフもあり、わかりやすい報告書になっています。
福島県の結果と比べると、甲状腺の変異の割合が同等か多くなってしまい、その理由をいろいろと検討していますが、誰もが最初に思いつく理由を一切、書かないあたりに、調査主体やお医者さんの意思を感じてしまいますね。
(現時点の福島県では)「病気の子供は増えてない。あぁ、よかった」というのが、普通の反応だと思うんですけどねぇ。それじゃぁ、困るんでしょう。
(誰もが最初に思いつく理由というのは、福島県の調査は情報操作のやりすぎという理由では有りませんので念のため)



http://www.seikatsuclub.coop/activity/pdf/koujousen20130711.pdf 生活クラブ生協 甲状腺検査中間報告書
http://www.seikatsuclub.coop/activity/20130703a3.html 甲状腺検査活動 生活クラブが結果発表|活動情報|生活クラブ連合会

    (略)



追記
報告に「検診人数と結節発見率がきれいな反比例の関係にある」ことを示すとするグラフがあるのですが、反比例を示す点線を消して見ると、単なるL字型の分布にしか見えません。
本当に反比例しているんでしょうか。
また、いくら診察時間が短かったとしても、5ミリ以上の結節を(半数程度)見落とすほどに信頼のおけない診察をしているとは思えないのですが。




参考 他の自治体等の甲状腺調査 (一部のみ)

龍ケ崎市甲状腺エコー検査の結果(平成25年5月17日まで)
http://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/view.php?pageId=11028 龍ケ崎市役所公式ホームページ /放射性物質による健康影響検査費助成のお知らせ


東海村甲状腺エコー検査の結果(平成25年4月30日まで)
http://www.vill.tokai.ibaraki.jp/viewer/info.html?id=2901 東海村甲状腺超音波検診の実施状況について


高萩市
http://www.city.takahagi.ibaraki.jp/news.php?code=1302 茨城県高萩市 甲状腺超音波検査の実施状況について(2013年9月9日掲載)


ほか、かすみがうら市などでも甲状腺検査費用の助成などを行っていますが、結果のウェブでの公表はみあたりませんでした。


常総市議会の議事録

6月の定例会の議事録が公開されています。
http://asp.db-search.com/joso-c/dsweb.cgi/ 常総市議会会議録


質問通告書で気になっていた小林剛議員の一般質問と答弁は、以下の所からです。
文面を読む限り、落ち着いた質問と答弁に終わったようです。見解がはっきりしてよかったんじゃないでしょうか。
ただ、せっかく一般質問に立ったのですから常総市民に密接した質問もして欲しかったなと思いますが、質問をしない議員もいらっしゃいますから、それよりはずっと良いです。
「2013.06.12(第4号)本文 質問番号 18番」


あと、以下のところから議論されている、「工事請負契約の締結について(石下西中学校屋内運動場建設工事)」では、かなりのやり取りがありますね。
詳細は知りませんし、読み込む気力も有りませんが、入札制度というのは、金額の安い所に発注するという、民間だったら企業でも個人でも通常はやらないような行為を自治体に求めている制度ですから、個別に色々な問題が生じるのはやむをえないだろうなぁと感じてます。
もちろん、だからといって問題ある入札を放置して良いということではありませんが。
なにか良い制度は無いんでしょうかねぇ。(無いんでしょうけど)
「2013.06.12(第4号)本文 質問番号 26番」