取手市の側溝の廃棄物から放射性物質
6月11日ごろのニュースのクリップです。
側溝から高い放射性物質が検出されるのは、当たり前すぎることで驚きはしません。
しかし担当部長の認識の異常さが恐ろしいです。(ツイッターでも同様な指摘が有りますね)
はじめて見たときは、今まで放射線とは無関係な職種だったために、このような発言をしてしまったのだろうと思いました。
しかし、この部は放射能対策課を含み、この部長も遅くとも平成23年度には就任しています。(放射能対策課は、除染計画や測定など放射能対策全般を管轄しています)
ゆがんだ報道になって部分もあるのかもしれませんが、例年の1年半分の公共事業を国のお金で始めようとしている自治体の担当部として、あまりにもお粗末だったと思います。
当ブログの記事から引用 http://d.hatena.ne.jp/hyakubann/20130607#p1
なお、新聞記事では、1万4800ベクレル/kg という結果が、サンプル(10個?)の平均値なのか最大値なのかわかりません。(ひょっとして、サンプルを混ぜて1回だけ測定した結果なの?)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20130611-OYT8T00021.htm?from=tw 取手の側溝で、汚泥から基準超放射線量 : 茨城 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
市が6日、運搬業者が焼却処分場に持ち込んだ汚泥の放射線量を測定すると、毎時3・8マイクロ・シーベルトだったが、このうち一部をサンプリングして測定したところ、全て国の基準を下回った。市は「全体的に高い訳ではなく、一部に高いものが交じっている可能性がある」とみている。市は8日、汚泥を市役所敷地内に移し、改めて測定すると、毎時0・685マイクロ・シーベルトで、汚泥が入った土のうの山を厚さ約30センチの土で遮蔽しブルーシートで覆った結果、同0・201マイクロ・シーベルトに下がったという。また、土のう10袋から汚泥を100グラムずつ取り出して測定したところ、放射線セシウムの濃度は約1万4000ベクレルだった。
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13708723709572 側溝汚泥1万4800ベクレル 取手市調査:茨城新聞ニュース
側溝の汚泥は1、2両日、市内81地区のうち6地区で行われた市民の清掃活動で回収された。土のう計243袋の約3トン。運搬委託業者はこのうち約2トンを民間の焼却処分場に運んだが、汚泥直近の放射線量が毎時3・8マイクロシーベルトと高かったことから搬入を拒否された。
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130611ddlk08040253000c.html 放射性セシウム:取手の側溝汚泥に 国基準1.8倍の高濃度 /茨城− 毎日jp(毎日新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130611/CK2013061102000143.html 東京新聞:側溝汚泥から1万4500ベクレル 取手 住民に清掃自粛を要請:茨城(TOKYO Web)
取手市担当者のコメントです。(NHKテレビのニュースから書き起こしたもの。NHK の記事はすぐに消えてしまうこともあり真偽の確認はしていません。また個人名は削除しました)
取手市まちづくり振興部の****部長「正直言いまして、いままでが円滑に処理をされていたんで、こうことになるとはまさか思ってなかったので、現在のところ原因が不明ですので、早急に対策を含めて協議をして、対策を打ち出していきたいと思っています。」2013年6月10日2008NHK
— 早川由紀夫 (@HayakawaYukio) June 11, 2013
http://togetter.com/li/517301 側溝汚泥の高汚染原因は不明とうそぶく取手市への怒り - Togetter
http://www.city.toride.ibaraki.jp/index.cfm/8,23721,27,237,html 地区清掃による側溝清掃自粛のお願い - 取手市
なお、取手市には今まで指定廃棄物はありませんでした(常総環境センターに保管されている物への排出責任はあるでしょうが)
最終処分場の選定においても、今までとは異なる対応をしなければならないかもしれませんね。
http://www.env.go.jp/jishin/rmp/conf/mayor_ibaraki01/mat02.pdf