脱原発をめざす首長会議

常総市長の発言が新聞記事になっていたのでクリップしておきます。
橋下市長や樋渡市長(武雄市)のような有名人ではないので世論の喚起は難しいでしょうが、具体的な行動をされたことは素晴らしいと思います。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013042902000116.html 東京新聞:首長「脱原発」 広がる:社会(TOKYO Web)
原発事故から時間がたち、脱原発の世論が少し低下している時期なので、もう一度この問題をクローズアップさせたかった」。二十八日午後、茨城県東海村で開かれた首長会議総会後の記者会見。同県常総市の高杉徹市長は六日前に加入した理由を語った。

http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130429ddlk08010083000c.html 脱原発:改めて訴え 首長会議年次総会、首相に9項目要請書 /茨城− 毎日jp(毎日新聞)
 総会では、今年2月の施政方針演説で「安全が確認された原発は再稼働する」と明言した安倍晋三首相に対して、新規の原発増設をしないことや事業者に対して保険加入を義務づけること−−など9項目を求める要請書を決議(略)
総会後の記者会見で、新たに同会議に参加した高杉市長は「(脱原発の)世論が低下しているので、もう一度クローズアップさせたい」と参加理由を説明した。

http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1073943101.html?t=1367200583513 東海村脱原発首長会議 - NHK茨城県のニュース
http://www.oita-press.co.jp/worldPolitics/2013/04/2013042801001743.html 首長ら、原発新設しないと明言を【全国・海外ニュース/政治】-大分合同新聞
http://www.joyo-net.com/kako/2013/honbun130429.html#kijid 常陽新聞 ●全国から17首長参加 東海で「脱原発を目指す首長会議」


http://mayors.npfree.jp/ 脱原発をめざす首長会議
(現在のトップページに有る決議文は去年(2012年)のものでした)


新聞記事を読む限り、この会議は再稼働には反対していないようですね。(もちろん賛成もしていませんが)
脱原発」と「稼働反対」は全く異なる意見のはずですが、反原発の方々は区別をしていない(区別することができない?)ようです。
そこを(意図的に?)曖昧にしていることも、反原発派が減少している理由のひとつだと思います。

https://twitter.com/disneycruise200/status/328690792057159681 Twitter / disneycruise200
原発さん達は、自分たちが国民から嫌われていることを直視せず、こうやって幻想を仲間内だけで共有してはぬくぬくやっているから選挙に勝てないんだわな。
脱原発をめざす動きが正念場を迎える中、危機感を背景に首長の輪は広がりつつある。

https://twitter.com/kanna07409/status/328739598446518272 Twitter / kanna07409:
原発や危険派ほど、情報を遮断してる。自分の意見が違う人を攻撃する。同調圧力は反原発や危険派のほうが強い。

あと、首長会議とは無関係ですが、常総市長の話なので、一緒に。
高杉徹氏のことを、市民派と呼んだ方がいらっしゃいました。
市民派という言葉の明確な定義はありませんが、ネット検索すると、こんな人のことのようです。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%D4%CC%B1%C7%C9 市民派とは - はてなキーワード
市民団体やNPO労働組合、労働者団体の声や要望を聞いてそれを反映させる政治の実現をめざしている派閥、グループのこと。

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/f52532c0c62941383769bf7900967273 「市民」と「市民派議員」についての断章 - 保坂展人のどこどこ日記
その時にも「市民派って何だろう」という話になった。
 特定の官庁・企業・団体・労働組合を出身母体とする議員ではないというのが大まかなくくりだ。政治行動、判断の際に「出身母体にお伺いを立てる」煩わしさから解放されているという特徴がある。従って、組織の力ではなく個人の力で「政治活動」をスタートさせて、その主張や活動に共感する人々が支援するという関係を構築しているという政治スタイルであり、自民党によくいる「地元密着・後援会型」とは一線を画する。二世、三世という世襲政治家がいないのも「市民派」だ。

http://plaza.rakuten.co.jp/senkyo2go/3000/市民派」って、なぁに?  - 緑の選挙サポートセンター 〜選挙に出ようよ〜


高杉徹氏の父親は参議院議員(ご自身も秘書経験あり)だそうですし、中小企業診断士社会保険労務士ということは経営者を相手にした仕事をされているうえ、市民団体で活動していたわけでも無いですよね。
私には市民派だとは全く思えないのですが、御本人が、そのように名乗っておられるのでしょうか。(公報などでは見当たらない)
市民派という言葉に否定的な感情を持っている人は、既得権益を持っていなくても数多く居ます。(市民派というと元首相をイメージすることも、その理由のひとつ)

http://www.organnova.com/?p=1553市民派議員」という言葉が招きそうな誤解 | Organnova
あちらを立てればこちらが立たない。そういう状況で「市民派議員」を名乗るのは、相容れない利害関係を持つ両者に同時に「私はあなたの味方です」というメッセージを送り、意図的に有権者を欺いているように思えるのです。
歴史的な経緯として、「族議員」「世襲議員」のアンチとしての「市民派議員」というカテゴリーが存在するのは分かります。でも、自らの政治的立場を表す時に、そのような文脈を理解してないと正しく伝わらない、自分の票数を増やす方向に有利な誤解を招く言葉をそのまま使うのはやっぱり詐欺なんじゃないかと思うのです。


市長自身が市民派を名乗っているのなら違和感がありますし、名乗っていないのならレッテル貼りであって、大変、失礼な話に感じました。


話のつながりは有りませんが、検索していたら、市外の方が書かれた市長選挙の時のブログ記事を見つけましたので、リンクだけしておきます。(別の日に市民の広場(まちなか公園)についても記事を書かれています)
http://blog.goo.ne.jp/cocoro110/e/b58b2620e5515ca216db62e52c30695b 常総市長選挙は新人が奇跡の当選! - 歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・


ついでに書いた部分のほうが長くなってしまった。



追記(2013/07/30)
市民派”という言葉をご自分でも使われていました。
そうだったんですね。

高杉徹 後援会 市民からの出発 15号