(メモ)「協働」という言葉は、いつごろから?

協働という言葉についての疑問をコメント欄で頂いていたので、簡単に検索してまとめてみた。


「協働」と言う言葉は、1977年にヴィンセント・オストロム(Vincent Ostrom)氏の論文で、Coproductionという用語を用いたことで生まれ、1985年荒木昭次郎の論文によって日本に紹介された。(その際に協働と訳された?)


また、「もともと協働という言葉は発展途上国と先進諸国における対等の関係のことで、両者には上下は無く、お互いに学び自立していくという国際関係における概念」と指摘しているもののある。


地域分権の推進などから、1990年代から広く使われだし、2000年以降に作られた自治体の基本構想・総合計画の殆どで、使われているらしい。


常総市では、杉田光良市長時代の平成20年(2008年)3月につくられた10ヵ年総合計画を、「地域協働」を重視して策定している。
また、市長のあいさつ文に「市民協働」の言葉が使われている。
(なお、それ以前の計画書は平成8年に水海道市石下町で総合振興計画を作成していたようだか、ウェブでは見つけられない)




出典 常総市総合計画概要版 http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/00087.html http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/documents/01376.pdf


出典 常総市総合計画 第6章 市民と歩むまちづくり(まちづくり推進力の強化)
http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/00087.html
http://www.city.joso.lg.jp/joso/www/documents/01373.pdf


関連リンク

「市民アウトソーシング」と呼べと言っているブログ
http://d.hatena.ne.jp/pathetic/20071024/1193236914

行政者による協働についてのブログ記事
http://www.policyspace.com/2004/07/post_321.php



追記
頂いたコメントへの返答のための画像です。

市民の目 さがみはら市民オンブズマン 2007(平成19)年 9月 30日
http://www.justmystage.com/home/citizeneyes/005/23go.pdf