水戸浄水場に設置している太陽光パネルの大きさを地図に書いてみた

茨城県企業局は、水戸浄水場太陽光パネルを設置するとのことです。

http://blog.hitachi-net.jp/archives/51257697.html ほっとメール@ひたち:茨城県企業局、危機管理と節電のためメガソーラー発電導入
 6月14日、井手よしひろ県議は、茨城県企業局の水戸浄水場那珂市)を訪れ、現在建設中の1000kW規模のメガソーラー発電施設を現地視察しました。(略)
 総事業費4億9000万円(設備費4億7000万円、土地の整備費2000万円)で、水戸浄水場の中の未利用地1.4haに太陽光パネルを敷き詰める工事が行われています。(略)
 このメガソーラーシステムが稼働すると、水戸浄水場の必要電気量は十分に賄うことができ、夏期の節電にあっては、水道用水、工業用水とも電力を最大20%削減できる効果があります。

最後の段落で言っていることが良く分からないのですが、下記のニュースとあわせると、晴れた日のピーク時には浄水場の全ての電力を賄うことができ、ピーク時以外でも夏場の午後2時〜4時は消費電力のうち 20% 程度の発電が出来るということなのかと思います。(一部修正しました)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110617/t10013596401000.html 浄水場 停電対策で太陽光発電 NHKニュース
茨城県によりますと、最大出力は1000キロワットで、晴れた日中であれば、浄水場のポンプなどすべての施設を稼働できる見込みです。また、通常時でも太陽光で発電した電気を浄水場で使うため、夏場の電力不足対策にも役立つということです。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110618/CK2011061802000062.html 東京新聞:液状化防ぎ一石二鳥 県企業局検討 水道管埋設に廃材活用:茨城(TOKYO Web)
浄水場は川から水をくみ上げたり、市町村の配水場まで送水する際に電力が必要で、停電したときの危機管理や節電対策が狙い。ソーラーは晴れた日なら同浄水場から九自治体、一事業団へ配水する電力のすべてを賄えるという。
 夏の電力需要がピークになる午後二時から同四時の間、最大で20%の使用量抑制にもなると試算。七月十五日に完成する予定だ。

茨城県企業公社 中央水道事務所 水戸浄水場(水道水・工業用水)の位置はこちらです。http://www.mizudasu.or.jp/02zyutaku/jyousui/04kentyu03.html
グーグルマップでは、こちら。http://maps.google.co.jp/maps?ll=36.428051,140.458145&spn=0.033632,0.050297&z=14&brcurrent=3,0x602226dce5927e73:0x74ab5fee0589c1a2,1


さて、設置する太陽光パネルは1.4ha とのこと。
1.4ha は、14,000平方メートルなので、118メートル四方になります。
その大きさをグーグルマップの地図に書き込んでみました。なお、設置場所は分からないので、適当に書いており、実際の設置場所とは関係有りません。また、大きさについてもかなり適当です。



航空写真に書いたものはこちら。


浄水場の電気の使用量というのが多いのか少ないのか分かりませんが、これだけの面積が必要となると、太陽光パネルによる発電の限界は、結構、早く来そうな印象があります。
もちろん、全ての電力を太陽光にする必要も無いので、未利用の土地があるなら、有効利用したほうがよいでしょう。
でも、こういう公共施設に未利用の土地が広大にあるということが、そもそも問題ありますよねぇ。


(追記 7月1日)
以下のサイトの記事によると、1000kw の太陽電池の年間発電量は、一般家庭300世帯の年間消費電力量に相当するようです。
http://www.env01.net/frommanager/2004/fm2004_2.htm (2004/04/30)環境問題をめぐる絶望的状況 その5〜無能なマスコミ・報道機関の現状〜

(追記 完成したとの報道がありました)
http://mainichi.jp/area/ibaraki/archive/news/2011/07/15/20110715ddlk08040009000c.html 水戸浄水場太陽光発電設備、本格運用を開始 /茨城 - 毎日jp(毎日新聞)


(追記 予算変更の通知が無かったとして議会で取り上げられたようです)

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