【6】平成23年2月2日住民訴訟の提起、5月12日第一回口頭弁論、7月7日第2回口頭弁論、8月末 訴訟取下の申出への常総市の同意により終了

【1】【2】の監査結果に対する住民訴訟。「平成23年(行ウ)第3号常総市補助金返還請求事件」
2009年度市民討議会費用(110666円)、イーモバイル代(9960円)、印鑑代(8863円)、デジタルカメラリース代(26400円)、合計約16万円の返還を元気塾に請求するよう求めるもの。
住民訴訟は監査請求に係るものしか提起できないため金額は16万円だが、裁判の過程で不透明な部分を明らかにするとともに、国の補助金事業自体を見直さなければならないと警鐘を鳴らしたいとのこと。(新聞記事などより)
なお、請求額の一部は提訴後に返還されましたが、全額は返還されていません。また住民訴訟を提起した日までに公になっていた市の対応は「返還を求める」という市長の会見のみ。実際に一部返還(入金)されたのは2月21日です。

第1回口頭弁論(5月12日) (3月24日から延期)

「争点は何か」「形式的な不備は無いか」を明らかにしている段階のようです(良く分かりません)。
なお、常総市が「無い」と言い続けていた常総元気塾の定款を、常総市が裁判所に提出するなど不思議なことがあったようです。詳細は下記をご参照ください。
http://office-aoba01.seesaa.net/article/200731970.html 住民訴訟 第1回口頭弁論 − 大切なあなたへ・・・
http://82218816.at.webry.info/201105/article_6.html 常総元気塾裁判傍聴 市民オンブズマン つくばみらい/ウェブリブログ
注 第一回口頭弁論は3月24日に予定されていたが市の職員は震災の復興に注力して欲しいという住民側の申し入れ等により5月12日に延期された。

第2回口頭弁論(7月7日)

争点は「常総元気塾の団体角印を国の基金で作成したことは適正か」「住民監査請求の結果でリース代としたデジカメ代金は、実は購入したものであった(領収書あり)。自治体に責任はあるか」の2点のよう。
他の争点については、住民訴訟の提起後に返還された為、訴えの利益が無いとして争点としないこととしたよう。
常総市(被告)の主張は「団体角印を国の補助金で作成することも、団体設立時ではない時期に作成することも問題は無い」「デジカメはココファンクリエイトが購入したもの。住民監査請求結果に書かれた文言は訴訟の争点にはならない」ということのよう。
普通に考えれば常総元気塾はココファンクリエイトに業務委託したのだから、デジカメの購入費も委託費の中で処理すると思うのですが、そういう認識はないようです。
また、ココファンクリエイトに業務委託したのはコミュニティサイト(すまいるじょうそう)の構築・運営なので、デジカメはコミュニティサイトの運営のために使うはずですが、サイト内にある画像でデジカメで自ら撮影したものはトップページの坂野家の画像(千姫様の古い画像であることを指摘されて変更した)だけだったと思われます。(坂野家の画像なら常総市も大量に持っており使用許可も出すと思われるのに、なぜ自ら撮影する必要があったのでしょうか)

@smilejoso の2010年11月22日(月) のツイート
常総市コミュニティサイトのメイン画像を更新しました。少しアップにし過ぎました。。。先日撮影したばかりの坂野家住宅では、秋の静けさの中に歴史を感じさせる空気感が漂っていました。これからも、その時々の常総市をお伝えしていきます。

なお、常総元気塾の帳簿ではデジカメ代金をリース代として計上たのは平成22年(2010年)3月31日。コミュニテイサイトの正式オープンは平成22年4月1日。
常総市オンブズマンが住民監査請求を最初に提出したのは平成22年11月10日。続けて15日にリース代金に関わる監査請求を提出している。


次回の弁論にて終結する見込みのようだ(判決は、さらにその後)。
詳細は下記をご参照ください。
http://office-aoba01.seesaa.net/article/213772749.html 住民訴訟 第2回口頭弁論 − 大切なあなたへ・・・
http://82218816.at.webry.info/201107/article_1.html 常総元気塾裁判傍聴 市民オンブズマン つくばみらい/ウェブリブログ

第3回口頭弁論(9月8日) 予定

8月下旬 市民オンブズマン側からの訴訟取り下げ申し出と、常総市の取り下げ同意により終了

http://office-aoba01.seesaa.net/article/222512132.html 常総市に対する行政訴訟 取り下げ
ところで、第2回口頭弁論(7月7日)の間近6月30日に、常総元気塾に返還させた明細(証拠)が準備書面と一緒に送られてきた。
監査請求では、過去1年分の不正支出だけ返還させるところ、常総市は自発的に事業開始当初にまで遡って不正を洗い出し返還させており、評価できる内容であった。
住民訴訟は155,889円の不正公金支出を返還させるよう求めたものだが、総額335,835万円の返還を確認でき、38,545円が不正公金支出には当たらないと常総市は判断している。
(略)
不正な公金支出に対しては、市民が監視をしているのだと言うことを常総市には知らしめることができたので、今回は本訴訟を取り下げる決心をした。
8月17日に取り下げ書を裁判所に提出し、8月26日、被告常総市から同意を受けた旨、水戸地方裁判所から連絡を頂いた。

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